皆さんは海水魚のハナダイといえば何を思い浮かべますか?
人によって思い浮かべるハナダイは様々だと思いますが、今回はケラマハナダイについて紹介していきます。
ハナダイ特有の美しさとはもちろんのこと、初心者さんでも比較的簡単に飼育できるのでオススメの観賞魚です。
基本情報から飼育方法まで解説していきますので是非読んで下さいね!
ケラマハナダイとは
編集できないので撮って出しですが…ガッツリ♂になってたケラマハナダイ。キンギョハナダイの♀にアピールしていた pic.twitter.com/6wEEj6wgVt
— さかな (@chaetodon07) November 9, 2019
ケラマハナダイはスズキ目ハタ科ナガハナダイ属に属する海水魚です。
相模湾以南〜琉球列島まで分布しており、ダイビングなどで観察することができます。
相模湾や駿河湾など伊豆近海よりも、沖縄方面の暖かい海の方が多く生息しているので発見しやすいと思います。
観賞魚としては同じハナダイであるキンギョハナダイと同じように丈夫な事から、人気のある種となっています。
キンギョハナダイについてはこちらをご覧ください。

名前の由来
ケラマハナダイは慶良間諸島に多く分布していることから名づけられました。
名前に地名が入っている魚は分布しているところがわかりやすくていいですよね。
大きさ
柏島のケラマハナダイちゃん
ヒレが美人! pic.twitter.com/gMEfb8FDmf— からあげ (@karaage_diving) July 28, 2021
ケラマハナダイは成長すると10cm前後まで大きくなります。
販売されているケラマハナダイは5cm前後のことが多いので、十分に成長していく姿を楽しむことができます。
海水魚の中では小さすぎず大きすぎずな普通サイズなので、家庭での飼育に向いていると言えるでしょう。
寿命
飼育環境によって左右されますが、一般的にはケラマハナダイの寿命は5年前後とされています。
冒頭でもお話しましたが観賞魚の中では病気や環境変化に強く丈夫な種なので、定期的にメンテナンスをしていれば長生きしてくれるでしょう。
性格
ケラマハナダイの性格は大人しく温厚と言えるでしょう。
大人しい性格ではありますが、あまり物怖じしない一面ももち合わせているので隠れっぱなしという事は少ないです。
混泳に非常に向いている種と言えるでしょう。
購入
ケラマハナダイはネット通販でもアクアショップでも購入することができます。
海水魚の中でもメジャーで人気のある種なので、取り扱っているショップさんは多いでしょう。
まとめ買いで割安になっている事がほとんどなので、水槽のキャパを考えて複数匹購入するのが良いでしょう。
ケラマハナダイを飼育してみよう!
ケラマハナダイの基本情報がわかったら飼育方法について学んでいきましょう!
飼育アイテムを揃えよう!
・水槽
・水槽のフタ
・ろ過装置
・ヒーター
・クーラー
・エアー用品
・底砂
・ライブロック
・エサ
上記のアイテムは他の海水魚の飼育でも使用する基本アイテムです。
基本的なアイテムがあれば問題なく飼育する事が出来るのでチャレンジしやすい種と言えますね。
海水水槽の詳しい立ち上げ方についてはこちらをご覧下さい。

水槽サイズ
ブログ更新しました。
お気に入りのパーリージョーが飛び出しで死んでしまいましたが、新しいメンバーも追加になりました
『カクレクマノミとケラマハナダイ、それとシロスジウミアザミを追加』#海水魚 https://t.co/trT7YTJU3V pic.twitter.com/Cj89haGA6d— わたべ (@yowatana1987) May 1, 2018
ケラマハナダイを飼育する際は60cm以上の水槽を準備しましょう!
ケラマハナダイに限らずハナダイの仲間はよく泳ぎ回るので、ある程度の大きさの水槽でないと窮屈に感じてしまいます。
また単独というよりは複数匹で飼育する事で魅力の増す種なので、大きな水槽で沢山飼育すると良いでしょう!
フタを取り付けよう!
ケラマハナダイを飼育する際は必ずフタをしましょう!
他の魚を飼育する時にもフタはあった方がいいのですが、ケラマハナダイの場合は泳力が高いので特に飛び出しやすいのです。
専用のフタを購入するのも良いですし、ホームセンターで購入した物を加工して使うのも良いでしょう!
ライブロックを使おう!
海水魚水槽なのでライブロックを使いましょう!
ライブロックを組み上げることで濾過能力が上がるほか、ケラマハナダイの隠れ場所にもなります。
また水槽内がより自然に近い見た目にもなるなどメリットがたくさんです!
ぜひ組み上げましょう。
水槽用の置物を一緒に設置することで、さらに色合いが増して楽しい水槽になるのでおすすめですよ!
↓こんな感じです!

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漂白後にはカルキ抜きを多めに入れた水に一晩漬けることで漂白成分が抜けるので、必ず漂白成分を無くしてから水槽内に戻すようにしましょう。
水温
ケラマハナダイを飼育する場合は水温を24〜26度にキープするようにしましょう。
丈夫な種ではありますが、急激な水温変化は病気の発生原因になってしまうので気をつけましょう。
四季のある日本では水温キープにはヒーターやクーラーが必須です。
クーラーに関しては値段のはるものなので、暑い日は空調を点けっぱなしにして対策するのも1つの手でしょう。
混泳
性格のコーナーでもお話しましたがケラマハナダイは混泳に向いている種です。
デバスズメダイやカクレクマノミなどケラマハナダイと同じように初心者向けの生物との相性が良いでしょう。
この3種を混泳させるだけで、色鮮やかな水槽になるでしょう。
相性が悪いのは気が強く追いかけ回すような種です。
デバスズメダイは比較的温厚ですが、スズメダイの仲間は気をつけるようにしましょう。
同種との混泳
〜ガイド中のひとコマ〜
ガイドしてるときの私の視界の一部。
ホントに潜ってるような、海の中にいる感じを体験してもらえたら嬉しいっす。
今回はケラマハナダイ♪
Instagramの海アカウント(@zamamistagram)より。 pic.twitter.com/hOj0d8eUv7
— 宮里 清司 座間味の海をガイドする写真家 (@zamami_miya) December 11, 2016
自然界では群れを作って生活しているので同種間の混泳も問題ありません。
ぜひ大きな水槽で群れを作ってあげましょう!
エサ
ケラマハナダイは比較的に好き嫌いせずにエサを食べてくれます。
海水魚用のエサであれば基本的に食べてくれるので、取扱のしやすい人工エサが良いでしょう!
中でもデバスズメダイやカクレクマノミなど他の魚もよく食べてくれる「おとひめ」が著者的にはオススメです。
淡水魚にも使えますし、サイズがいくつかあるので生体の大きさによって使い分けることも可能です!
まとめ
いかがでしたか?
今回はケラマハナダイについて紹介してきました。
やはり飼育する上で厄介と感じるポイントが見当たらないですよね!
初心者さんから上級者さんまで幅広くオススメできる種なので、ぜひ飼育してみて下さいね!
最後までご愛読いただきありがとうございました!
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