こんにちは!
今回はスターポリプについて解説していきたいと思います。
スターポリプはサンゴの中でも非常に丈夫で飼育が容易です。
水槽を始めて1年未満の初心者の方でもチャレンジできるレベルです。
海水水槽をやっている方なら一度は夢に見たリアルサンゴの飼育。
「私にはまだ早いよー。」と思わずに、是非この記事を読んでチャレンジしてみて下さい!!
スターポリプとは

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
スターポリプは「ソフトコーラル」と呼ばれるサンゴの一種で、柔らかい体の持ち主です。
沖縄などの映像でよく見るテーブルサンゴなどは「ハードコーラル」と呼ばれています。
スターポリプはアクアリウム界で1、2位を争うほどポピュラーで人気なサンゴです。
人気の理由として
・カラーバリエーションが豊富
・飼育下でも元気に育ち、増えていく
・初心者でも飼育がしやすい
・草原の様な見た目が海水水槽のアクセントになる
などが挙げられます。
サンゴも海水魚と同様に見た目が派手で丈夫な種は人気があるようです。
名前の由来
触手が開いた際に星のような形をしていることからスターポリプと名付けられました。
この触手部分は本体ではなく根本部分が本体になっています。
触手部分のことを「ポリプ」と呼びます。
ポリプには口や消化器官などがあり、サンゴの成長には欠かせない器官となっています。
種類とカラーバリエーション
スターポリプには様々な種類とカラーバリエーションが存在します。
ここでは代表的な種類とカラーを紹介していきます。
・ポリプの長いロングポリプ
スターポリプのポリプは最初短いけど、土台を覆い尽くすとポリプが伸びるはず
このスタポは小さな土台覆い尽くしていて、今は砂を土台に無理矢理広がっています pic.twitter.com/caMSAMP0kD— mjneko (@mjneko_zeovit) March 30, 2019
・流通量の多い蛍光グリーン

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
・ブルーの照明でより一層綺麗に見えるメタリックグリーン
沖縄産スターポリプ(ムラサキハナヅタ) メタリックグリーン XXL/XLサイズの販売を開始致します!
オンラインストアにて販売しております。
販売ページ
S0603-4[https://t.co/ajDnJKJRlS]
S0603-5[https://t.co/Y3zgjXXHax] pic.twitter.com/VttdOnnV9L— REEF-TRIGGER (@REEF_TRIGGER) June 3, 2019
・やや地味ではあるもののマニアうけするホワイト
今年は咲いてから寒い日が多いので桜が長く楽しめそうですが、水槽の中のスターポリプも満開です。#アクアマリンふくしま pic.twitter.com/71sriTTrIK
— 【公式】アクアマリンふくしま (@aquamarinestaff) April 14, 2019
などがあります。
他の種類やカラーもありますのでアクアショップでお気に入りを見つけてみて下さい!
大きさ
スターポリプにこんなに寄れちゃう(^^)
マクロレンズ素晴らしい!!#今日のポリプ pic.twitter.com/FWI215OpvM— たかさと@MA (@takasatoMA) May 14, 2019
種類によって差がありますが1個体としての大きさは5〜30mm程です。
画像などで草原の様になっているのはいくつもの個体が群生しているということになりますね!
群生状態で考えれば大きさに限界はないのでどこまでも広がっていきます。
寿命
スターポリプの寿命は15年以上とされており、飼育下で寿命が尽きるまで飼育するのはほぼ困難と言われています。
その為スターポリプがダメになってしまった時は水槽内に異常が起きていると思った方が良いでしょう。
購入
冒頭でもお話した通り、スターポリプは人気で有名なサンゴなのでネット通販でもアクアショップでも購入することができます。
海水を扱っていればホームセンターでも販売しています。
価格は群生の大きさにも左右されますが2500〜4000円で販売されている事がほとんどです。
スターポリプは色味に個体差がでるので、個人的にはショップで現物を見てから購入することをオススメします。
スターポリプを飼育してみよう!
スターポリプの基本情報がわかったら飼育方法について学んでいきましょう!
飼育アイテムを揃えよう!
・水槽
・ろ過装置
・ヒーター
・クーラー
・エアー用品
・底砂
・エサ
上記のアイテムは他の海水魚の飼育でも使用する基本アイテムです。
基本的なアイテムがあれば問題なく飼育する事が出来るのでチャレンジしやすい種と言えますね。
海水水槽の詳しい立ち上げ方についてはこちらをご覧下さい。

水槽サイズ
スターポリプの飼育には60cm以上の水槽がオススメです。
45cm水槽でも飼育は可能ですが、サンゴの飼育に初めてチャレンジするにはやや水量が心配です。
60cmの方が水量を確保でき、サンゴの天敵となる水質悪化のスピードが緩和されるでしょう。
水温
スターポリプを飼育する際は25度前後に水温を保つようにしましょう。
丈夫なサンゴといっても水温の急激な変化には対応できないので、ヒーターやクーラーを準備しましょう。
水合わせも大事で、適当にやってしまうといじけてポリプが全然出なくなり、そのまま死んでしまうといったケースもあります。
なるべく時間をかけて水合わせするようにして下さい。
ろ過装置について
サンゴやイソギンチャクの飼育と言えばプロテインスキマーを思い浮かべる方も多いと思います。
そして皆さん「プロテインスキマー高いんだよなー」と嘆くのです。(笑)
安心して下さい!スターポリプは水質の変化に強いのでプロテインスキマーが無くても飼育できるサンゴなのです。
もちろんオーバーフロータイプの水槽である事が前提の話ですが、新たに機器を揃えなくて済むのはありがたい事ですよね。
ライト
スターポリプはLEDライトで飼育することが可能です。
以前であればメタハラなどを使用していましたが、最近のLEDライトは光量が大きいので問題ないです。
カラーは青色が混じっているライトがオススメです。
白色だとスターポリプの魅力である緑色が失われて白っぽくなってしまいます。
著者も初めて飼育した際は白色のライトだったので「あれ?お店で見た色と違う・・」となりました。笑
青色混じりのライトでのスターポリプ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
白色ライトでのスターポリプ(上と同じ個体です)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
最近はカラーが変更できるライトもあるので探してみて下さいね!
水槽内での置き場所
スターポリプは光と水流を必要とするサンゴです。
その為、光が当たって水流でポリプがなびく様な場所に置いてあげると元気に育ちます。
ポリプが常に折れ曲ってしまうような、強すぎる水流は逆に悪影響になってしまうので気をつけましょう。
増やし方
機材の更新と、スターポリプ増えたからか、硝酸塩がちょっとずつ減ってきている気がします pic.twitter.com/4HSGc6bRUe
— mjneko (@mjneko_zeovit) July 1, 2019
スターポリプは水槽環境が良ければ、特別な事をしなくても増えていくサンゴです。
本体部分の集合体が少しずつ大きくなって、気がついたら新たなポリプが出てるといった感じで増えていきます。
増えていくと別のライブロックにも範囲を広げていき、気がついたら取れなくなっているという事もあるので、その辺も踏まえて置き場所を決めると良いでしょう。
増やしたスターポリプを別の場所に移転させたいのであれば、アクリル板の上で飼育すると剥がしやすいので移転させやすいです。
アクリル板だと見た目が気になる方は、スターポリプの近くに小さいライブロックを置いておき、そこまで範囲が広がったら切り離してライブロックごと移転させるのがいいでしょう。
ぜひ草原の様になるぐらい増やしてみて下さいね。
エサ
スターポリプは基本的に餌を必要としないサンゴです。
その為、特別準備する必要はありません。
どうしても与えたい場合は植物プランクトンを含む液体タイプの餌を与えましょう。
まとめ
いかがでした?
改めてまとめてみるとやはり飼育の簡単なサンゴということがよくわかります。
カラーもよく、水槽内で目立つので初心者の方もぜひチャレンジしてみて下さいね!
最後までご愛読いただきありがとうございました。
コメント