カゴカキダイは熱帯魚と思われるほど綺麗な体色をしており、自宅で飼育すれば南国のような気分を味わえる海水魚です!
又、飼育もとても容易な事から初心者でも飼育が可能な種類となっているのも良い点です。
今回はそんなカゴカキダイについての飼育方法や注意点を詳しく解説していこうと思います!
カゴカキダイ
カゴカキダイはスズキ目・カゴカキダイ科・カゴカキダイ属に属する海水魚で、黄色い体色に黒い線が入ったストライプ柄が特徴です。
一見するとチョウチョウオに似ている為、チョウチョウオの仲間と思われがちですが、近縁種はメジナやイスズミなどのあまり似ていない種が近縁種となっています。
大きさ
大きさは最大で20cm程度まで成長します。
寿命
自然界での寿命は約5年程度とされていますが、飼育時は環境によって変動します。
良好な水質を保つ事が出来れば自然界と同じくらい生きてくれますね!
生態
カゴカキダイの食性は主にゴカイ類やエビ、カニなどを主食としています。
基本的な肉食魚ですが、岩に付着しているポリプ系も食べていることが分かっています。
また生命力が強く、ある程度の水質変化や水温変化には耐性があります。
分布
カゴカキダイは主にオーストラリア周辺の海域に生息していますが、日本や台湾などでも見る事が出来ます。
日本では茨城県より南の海で見る事ができ、カゴカキダイの幼魚や若魚は春から夏にかけて浅場で生息している為、採取や釣りなどで捕まえる事が可能です!
実はカーリー対策にも!
先ほど生態の所で解説したように、自然界ではポリプ系も捕食している為、水槽内で厄介者とされているカーリーも食べてくれます!
カーリーを食べてくれるか個体差はありますが、カーリー対策としても水槽に導入する事が出来ますね!
カゴカキダイの入手方法
カゴカキダイの入手方法はショップや通販、釣り又は採取で捕まえる方法があります。
残念ながらショップや通販で見かける事は少なく、販売されている事はほぼありません。
稀に販売されている時もあり、大体2000円前後で販売されています。
ショップなどで見かける事は少ないですが、磯採取や釣りでは割と簡単に捕まえる事が出来ます。
磯採取する場合は磯などの浅い場所にいる為、素潜りで捕まえる苦労はしなくても大丈夫です。
採取する時期は春から夏にかけてがベストシーズンで、この時期は幼魚がいるのでオススメです。
又、釣りでの採取方法は堤防で釣りするのが安全でオススメです。
僕ら世代からすれば、K-1黄金期の記憶に残るスーパースターとカゴカキダイ釣り。K選手、めちゃ良い人で、以前から仲良くさせていただいております。 pic.twitter.com/zOShUK0eY4
— 半澤 聖也/seiya hanzawa (@SeiyaHanzawa) August 25, 2019
採取する場合は釣り針のカエシという部分をペンチで潰してから釣りするようにしましょう!
カエシを潰す事で魚のダメージを軽減する事が出来ます。
飼育方法
水槽
体長20cm程まで成長する為、最低でも60cm以上の水槽で飼育するようにしましょう!
カゴカキダイはとても遊泳力が強い為、他の種も色々飼育してみたいという方は90cm以上の水槽がオススメです。
濾過システム
カゴカキダイは水質変化に強く、丈夫な海水魚ですがより良く水質を保てるのに越した事はありません。
そこでオススメするのがオーバーフローシステムです。
オーバーフローシステムは他の濾過システムと比べて価格が高い難点がありますが、水質をより維持する事が出来るオーバーフロー水槽という濾過システムをオススメします。
オーバーフロー水槽とはメインの水槽と別に濾材を入れる為の濾過槽があるシステムです。
水槽とフィルターが一体型になっているイメージですね。
オーバーフロー水槽にする事により、飼育には欠かせないバクテリアを他のフィルターと比べて多く棲みつかせる事が出来る為、水質を維持する事が出来ます。
それに加えて濾過槽に入る分の水量もある為、総水量が圧倒的に増え、水質が悪化しにくくなり、アンモニアなどの有害物質も蓄積されにくくなるメリットがあります。
水質が不安定な状態だと短命になってしまう為、水質を維持する事を心がけましょう!
水温管理
日本でも生息している事から四季にも対応できる海水魚です。
その為、ある程度の高水温や低水温に耐性があるコケギンポですが、水温が一定に保てる事に越した事はないので、なるべく水温変化を起こさないにしましょう!
一般的な海水魚飼育では25度前後を保つ為、混泳する際にもこの水温を保つのがベストになります。
その為、ヒーターとクーラーの設置が必須になります。
クーラーとヒーターはそれぞれ温度設定が出来るので、クーラーは26度、ヒーターは24度で設定すると25度前後を保つ事が出来ます!
餌
ペットショップで販売されているカゴカキダイ、採取や釣りで取ってきたカゴカキダイは餌付けで困る事はありたせん。
ペットショップで販売されている海水魚用の人工餌やクリルなどすぐに食べてくれます!
よく食べるので餌の与え過ぎには注意し、1日に2回食べ切れる量を与えましょう。
大きくなると小粒の人工餌では物足りないので、クリルなどをちぎって与えるのがオススメです!
混泳
性格が強めなので気の弱い魚との混泳は向いていませんが、カゴカキダイを幼魚の頃から飼育すれば他の魚と調和してくれる印象がありますね。
小型のエビなどは食べてしまう傾向がある為、オトヒメエビやスカンクシュリンプなどの中型〜大型のエビと混泳させましょう。
サンゴ水槽との相性
冒頭でも解説したように、カゴカキダイはポリプ系も捕食する事があります。
カーリー駆除にはとても貢献してくれますが、カーリーと一緒にハードコーラルも食べてしまう事があります。
その為、サンゴ水槽は注意が必要です。
サンゴ水槽にカゴカキダイを導入するのはリスクがある為、導入する事をオススメしません。
まとめ
以上、カゴカキダイの飼育方法や注意点について解説しました。
体が丈夫な事や人工餌になつきやすい事から初心者でも問題無く飼育する事が出来ます!
カゴカキダイの色合いから、水槽にいるだけで見栄えがするので是非オススメです!
そんなカゴカキダイの飼育に是非挑戦してみて下さいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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