こんにちは!
今回はディスクコーラルについて解説していきたいと思います!
ディスクコーラルは先日紹介したスターポリプと同様に初心者の方でも飼育にチャレンジできるサンゴです。
もちろん初心者の方以外の方からも人気のサンゴですので、まだ飼育した事の無い方は是非飼育にチャレンジしてみて下さいね!
ディスクコーラルとは
ディスクコーラルは骨格をもたない柔らかいサンゴで「ソフトコーラル」と呼ばれるサンゴの一種です。
サンゴにはソフトコーラル以外に「ハードコーラル」と呼ばれる種類があります。
ハードコーラルは硬い骨格を持っています。
みなさんがよくテレビで観ている海の映像にはハードコーラルが使われている事が多いです。
以前ご紹介したスターポリプと同様に人気があり、サンゴ水槽では必ずと言っていいほど飼育されています。
・非常に丈夫で飼育しやすい。
・カラーバリエーションがあり、好みの色を選べる。
・海水水槽のアクセントになる。
といった特徴がスターポリプと同じです。
やはり「丈夫で飼育しやすい」という事が水槽飼育で大事なポイントという事がわかりますね。
スターポリプについて気になる方は下記の記事を参考にして下さい。

名前の由来
ディスクコーラル新入荷ございます。
希少個体、多数有り
レッドべースにメタリックブルーのドット個体は特に人気の個体で、最高に綺麗です。
メタリックブルーの色彩を持つサンゴ自体が珍しいです。#ディスクコーラル #ディスクコーラル通販 #ディスクコーラル飼い方 #アクアリウム #サンゴ pic.twitter.com/ymoftaE5mb
— 【公式】アクアリウムプロショップCREATE THE SEA (@CREATE_THE_SEA) October 11, 2019
開いた際に円盤のようになる事からディスクコーラルと呼ばれるようになりました。
単にディスクコーラルと言っても様々な種類があり、ヘアリーディスクやバブルディスクなど形状にあった呼び名が付いているディスクコーラルもあります。
形状やカラーバリエーションは多様にあり、ディスクコーラルとして販売されていても見た目が全然違う事も珍しくありません。
著者も初心者の頃はお店によって販売されているディスクコーラルが違いすぎて戸惑った事があります。(笑)
種類とカラーバリエーション
先ほどもお伝えした通り、ディスクコーラルには様々な種類とカラーバリエーションが存在します。
代表的な種類とカラーを見てみましょう。
・長い触手が特徴的なヘアリーディスク
・丸い触手が特徴的なバブルディスク
昨日、名古屋出張だったので、初めてceppoさんに行ってみた!
気がつくとyuma系バブルディスクが手元に… pic.twitter.com/zXRkKXp62z— きうち(生物アカ) (@nukegaramania) October 17, 2020
・赤色が綺麗なレッドタイプのディスクコーラル
昨年末入港のバブルディスク オレンジ/レッド
すっごい綺麗な個体たちが到着しています
しかもフルカラーオレンジ/レッドなんて結構珍
https://t.co/Yqp6K9d8zC pic.twitter.com/NVgf0gEeXl— ブルーハーバー (@AF_BlueHarbor) January 5, 2021
などがあります。
他の種類やカラーもありますのでペットショップでお気に入りを見つけてみて下さい!
寿命
ディスクコーラルにはあまり寿命はという概念は無いようです。
趣味の範囲で飼育する場合は寿命が尽きるまで飼育するという事はほぼ困難と言われています。
その為ディスクコーラルがダメになってしまった時は、水槽内に異常が発生していると考えた方が良いでしょう。
購入
冒頭でもお話した通り、ディスクコーラルは人気で有名なサンゴなのでネット通販でもアクアショップでも購入することができます。
海水を扱っていればホームセンターでも販売しています。
価格は土台のライブロックに何個体付いているかによって左右されますが2500〜4000円で販売されている事がほとんどです。
冒頭でもお話しした通りディスクコーラルは色味やポリプの形状に個体差がでるので、個人的にはショップで現物を見てから購入することをオススメします。
移動できるサンゴ!?
ディスクコーラルは数少ない移動できるサンゴなのです。
サンゴではあるディスクコーラルですが、イソギンチャクの様にディスクの裏側部分に吸盤がついています。
その為、好きな場所に移動してくっつく事が出来るという訳なのです。
ただしサンゴほどすぐに固定出来ない為、「朝になったら大移動している」なんて事はほとんどないでしょう。
ディスクコーラルを飼育してみよう!
ディスクコーラルの基本情報がわかったら飼育方法について学んでいきましょう!
飼育アイテムを揃えよう!
・水槽
・ろ過装置
・ヒーター
・クーラー
・エアー用品
・底砂
・エサ
上記のアイテムは他の海水魚の飼育でも使用する基本アイテムです。
基本的なアイテムがあれば問題なく飼育する事が出来るのでチャレンジしやすい種と言えますね。
海水水槽の詳しい立ち上げ方についてはこちらをご覧下さい。

水槽サイズ
ディスクコーラルの飼育には60cm以上の水槽がオススメです。
45cm水槽でも飼育は可能ですが、サンゴの飼育に初めてチャレンジするにはやや水量が心配です。
水槽が大きくなると水量を確保する事ができ、水質悪化のスピードが緩和されるでしょう。
目に見えない成分によって水質が悪化し、気がついた時には調子を崩しているのがサンゴでありがちなパターンなので慣れていない方は大きめの水槽でチャレンジしましょう。
丈夫だからといって気を抜かず、しっかりとした設備で迎えてあげて下さいね。
小さい水槽で飼育にチャレンジする方は以下の記事を参考にして下さい。
水温
スターポリプを飼育する際は25度前後に水温を保つようにしましょう。
丈夫なサンゴといっても水温の急激な変化には対応できないので、ヒーターやクーラーを準備しましょう。
水合わせも大事で、適当にやってしまうといじけて大きく開かなくなってしまうケースもあります。
なるべく水から出さないようにする事と、時間をかけてる事を意識して水合わせして下さい。
ろ過装置について
サンゴやイソギンチャクの飼育と言えばプロテインスキマーが必須アイテムです。
しかしプロテインスキマーは水槽用品の中でも1、2位を争うくらい高価なアイテムです。
特に初心者の方は水槽本体やオーバーフローなどでお金を使っている事がほとんどなので手が出しにくいですよね。
安心して下さい!ディスクコーラルは水質の変化に強いのでプロテインスキマーが無くとも飼育できるサンゴなのです。
もちろんオーバーフロータイプの水槽である事が前提の話ですが、高価なアイテムが必要なくとも飼育にチャレンジできるのはありがたい事ですよね。
ライト
ディスクコーラルはLEDライトで飼育することが可能です。
以前はメタハラなどの高価なライトでないと飼育が難しかったですが、最近のLEDライトは光量が大きいので問題ないです。
LEDライトは安価なのでとっても助かりますよね。
青色が混じっているライトだとディスクコーラルがより綺麗に見えるのでオススメです。
白色だとスターポリプと同様に緑色が失われて白っぽくなってしまいます。
ゼンスイから販売されているマルチカラーLEDはカラーが変更できるうえに、光量も大きいのでオススメのライトです。
水流の必要性
ディスクコーラルは水流の強すぎる場所を苦手とします。
強すぎる水流が当たってしまうとめくれ返ってしまう為です。
かといって水流が全く無いと土台付近に汚れがたまってしまうい調子が悪くなってしまうので、弱めの水流が当たるところに置いてあげるようにしましょう。
増やし方
ディスクコーラルは水槽環境が良ければ、特別な事をしなくても増えていくサンゴです。
以前お客様の水槽にディスクコーラル付きのライブロックを入れたら、時間をかけて増えていきライブロックが覆われる程になりました。
裂けるように増えたり、大きなディスクコーラルの根元付近から小さなディスクコーラルが顔を出したりと様々です。
ライトの光量が強いと比較的増殖スピードが上がるので挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
半強制的に増やしてみよう!
ディスクコーラルは人間の手を加えて増殖を早める事が出来る事でも有名です。
方法は真っ二つに分ける事です。
基本的にライブロックにくっついている状態だと思うので、まずは岩の表面と一緒にライブロックから引き剥がしましょう。
その後ナイフなどの鋭い刃物を当てながら、ハンマーで真っ二つになるように叩きましょう。
無事に2つに割れたら流れで移動してしまわない様な場所に配置しましょう。
やや残酷な手法ですが2つに分けたとしても、ディスクコーラルは1ヶ月ほどもすれば両方とも元の大きさまで戻っています。
ディスクコーラルって本当に凄いですよね……。
先ほども説明した通り特になにもしなくても増えていきますので、2つに割る方法は余裕がある方のみチャレンジして下さいね。
エサ
ディスクコーラルは基本的に餌を与える必要のないサンゴです。
その為、特別準備する必要はありません。
どうしても与えたい場合は植物プランクトンを含む液体タイプの餌を与えましょう。
まとめ
いかがでした?
やはり飼育の簡単なサンゴということがよくわかりますよね!
水槽内に彩りを加えようと思っている方は魚でもいいですが、是非ディスクコーラル入れてみてください!
きっと素敵な水槽になりますよ!
最後までご愛読頂きありがとうございました。
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