今回は綺麗な体色と可愛いサイズで水槽を盛り上げてくれるデバスズメダイについて詳しく紹介していきたいと思います。
特に初心者の方に知って欲しい魚なのでまだ飼育に自信がなかったり、これから海水水槽を始める方は是非読んでいってくださいね!
以前には「人気のスズメダイを飼育しよう!」という記事でもオススメのスズメダイとして簡単に紹介しています。
他のスズメダイと特徴を比べたい方はこちらのページを見て下さいね。

デバスズメダイとは
デバスズメダイはスズキ目スズメダイ科スズメダイ属に分類される小型の海水魚です。
名前の由来
デバスズメダイの名前の由来は歯が出ている事からきています。
確かによーく見ると下顎の歯が少し前に出ているのがわかります。
正直目を凝らして見ないとほとんどわからないですし、歯よりも顎が出ている様に見えるのは著者だけでしょうか?笑
本来写真メインの垢だったから写真をガンガン載せてくぞ
まずはデバスズメダイ#s_uminomori #仙台うみの杜水族館 pic.twitter.com/qtjLsElYxa— 銀鏡つかさ (@tsukarium) May 20, 2020
ちなみに英名ではBlue Green Damselfishと呼ばれています。
Damselfishはスズメダイという意味なので、直訳すると「青緑のスズメダイ」となります。
デバスズメダイは基本的には水色ですが、光の強さや角度によって体色が変化して見えます。
濃い青や緑色の様に見える時もあるのでBlue Green Damselfishと呼ばれているのでしょう!
大きさ
デバスズメダイは最大で8cm程まで成長します。
全ての魚の中では小型サイズになりますが、スズメダイとしては比較的大きい種と言えます。
寿命
デバスズメダイの寿命はおおよそ3〜4年と言われています。
どの生き物にも言える事ですが、水槽内の環境によって左右されますのでいい環境で飼育してあげて下さいね!
性格
デバスズメダイは比較的温和な性格をしています。
本来スズメダイの仲間は気性が荒い事で知られおり、水槽内で同種や他種を追いかけ回したり喧嘩をしたりする事が多いです。
追いかけ回されてストレスがかかったり、体に傷を負ってしまったりする場合もあります。
実際に著者が飼育しているシリキルリスズメダイは他の魚を絶えず追いかけ回しており、少々悩みの種となっています。笑
水槽内に青色の魚を入れたいけれど、気性が荒い子は嫌だと思っている方にデバスズメダイはもってこいの存在と言えますね!
購入
デバスズメダイは通販とアクアショップのどちらでも購入する事が出来ます。
人気の魚という事もあり、どこの店舗に行っても必ず販売しているといった印象です。
価格は1匹200〜300円程で購入する事が出来ます。
まとめ買いで割安になる店舗も多い様です!
安価で手に入るので沢山購入して群をつくってみましょう!
デバスズメダイを飼育してみよう!
さてここからはデバスズメダイの飼育方法について解説していきたいと思います。
しっかり読んでデバスズメダイに適した水槽環境を整えてあげて下さいね!
飼育アイテムを揃えよう!
デバスズメダイの飼育に必要なアイテムは以下の通りです。
・水槽
・ろ過装置
・ヒーター
・クーラー
・ライブロック
・底砂
・人工海水のもと
・エサ
上記のアイテムは他の海水魚の飼育でも使用する基本アイテムです。
基本的なアイテムがあれば問題なく飼育する事が出来るのは初心者にとって嬉しい事ですよね!
もっと詳しく知りたい方はこちらのページにまとめていますので参考にして下さい!

初心者にオススメ!パイロットフィッシュとは?
アクアリウム界で非常に丈夫な魚として有名なのが今回ご紹介しているデバスズメダイです。
その為、パイロットフィッシュとしてよく使われています。
パイロットフィッシュとは魚を飼育できる環境かどうかを調べる魚の事を言います。
水槽を立ち上げて間もない頃はバクテリアが少なく、すぐに水質悪化を招いてしまう可能性があるので丈夫な種類の魚を入れてバクテリアを増やしていくのです。
パイロットフィッシュを入れて数日が経過した後に、他の種類の魚やエビを導入するのが基本的な流れとなっています。
こういった面からみても初心者の方にオススメの魚と言えますね!
水槽サイズ
デバスズメダイ pic.twitter.com/uvth60nUcW
— 37(ミナ) (@3710_L8) March 16, 2020
デバスズメダイの飼育は45cm以上の水槽を準備しましょう。
他の種と混泳させる場合には60cm以上の水槽がオススメです。
ライブロックの隙間などに隠れる習性があるので、なるべく大きな水槽で飼育してあげましょう!
水温
デバスズメダイの適正水温は25度前後です。
パイロットフィッシュとして選ばれるなど丈夫なデバスズメダイですが、ヒーターとクーラーを導入してしっかりと水温管理をしてあげましょう!
混泳
性格の項目でも説明した通り、温和な性格の持ち主なので混泳は問題なくできます。
梅雨明けしたかと思えば、一気に晴天がやってきた座間味島。
そんな今日の海切れ症候群に効くヤツは、「例のあのデバスズメダイ」を置いときますね。#お家でケラマブルー#縦写真なのでタップして見てね pic.twitter.com/QRUNrHYytT
— 宮里 清司 座間味の海をガイドする写真家 (@zamami_miya) June 13, 2020
ただし気の強い魚との混泳は虐められてしまう可能性があるので気をつけましょう。
自然界では群をつくって生活しているので、単体やペアではなく多めに入れてあげる事でより落ち着いて過ごす事が出来ます。
エサ
人工エサ、生エサ共によく食べてくれます。
エサに困らない事も初心者向けである理由の1つです。
優しい性格なのでエサに対して譲りがちな一面ももっています。
混泳の場合にはちゃんとエサが行き渡っているか確認してあげましょう!
そっくりさんと見分けよう!
デバスズメダイにそっくりなお魚としてアオバスズメダイが有名です。
1枚目、デバスズメダイ
2枚目、アオバスズメダイ
非常によく似てるが、胸ビレ基部内側が黒いのがアオバ。また全体的にアオバの方が青みが強い。どちらも飼育しやすいが、あまり小型の個体は弱い。性格はアオバの方が強く、デバと混泳させるとデバは駆逐されがち。 pic.twitter.com/QxF1xBSo9H— 雪風@ナヤス爆殖中 (@yukikaze3) March 28, 2020
見比べてみるとやはりそっくりですよね!
ツイートしている方もおっしゃっていますが、胸ビレに見分けポイントがあります。
胸ビレの付け根が黒いのがアオバスズメダイです。
間違って販売されている事はほぼ無いですが、見分けられると少し詳しいフリ(笑)をする事ができるので是非覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回はデバスズメダイについて解説してみました。
性格面やエサ、丈夫さなど、これから水槽を始める方にとっては非常にチャレンジしやすいのがデバスズメダイです。
ぜひ飼育にチャレンジして、アクアリウムを楽しみましょう!
最後までご愛読いただきありがとうございました。
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