海水魚の白点病についてプロが解説!!

海水水槽
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飼育者の悩みとも言える海水魚の白点病は放置し続けてしまうと水槽内全体に広がってしまい、全滅してしまう事もあり得ます。

放置してしまう原因としては『白点病にかかったけどどう対処すればいいか分からない』、『これが白点病なのか分からない』など白点病の対する知識不足で起こりがちです。

今回はそんな悩ましい海水魚の白点病が起こる原因や対処法、予防方法などについて解説していこうと思います。

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白点病

病気の中でも一番かかりやすいのがこの白点病です。

自然界には無い病気で、飼育環境の中でのみ発生する特徴があります。

症状

文字通り、魚の体表に白い点が至る所に出る為、目で見て分かる病気です。

白点病の正体はクリプトカリオン・イリタンス(白点虫)という微生物で、最初は数える程の白い点しかありませんが、気付けば無数の白い点が体中に出ます。

初期の段階では背ビレや胸ビレ、尾ビレなどといったヒレに付着する事が多く、この段階ではまだ死に至る事はありません。

しかし、この白点虫が魚のエラに付くと、エラが炎症を起こし呼吸困難で死に至ります。

目で見て分かりづらい場合もありますが、魚が砂やライブロックに体を擦り付ける様な仕草が見られたら、白点病の恐れがあるので注意が必要です。

白点病になる原因とは?

白点病が出やすい環境は大きく分けて3つあります。

①水温変化

白点病は急激な水温低下によって引き起こすケースが多いです。

水温低下が起きる原因としては、ヒーターの故障またはヒーターを設置していない換水時に冷たい水を新しく入れた時などが挙げられます。

ヒーターの故障は防ぐ事が出来ないので、出来る限り毎日チェックをして、いち早く故障に気付けるようにしましょう。

又、ヒーターを設置していない水槽は予防する為にヒーターを設置するか、室温を常に一定に保つようにすると急激な水温変化を防止する事が出来ます。

換水時には水槽の温度と同じ位の温度で新しい水を入れると、水槽内の温度が変化しずらくなります。

②換水頻度が少ない

白点病の原因となる白点虫は常に水槽にいるといっても過言ではありません。

その為、換水を怠れば白点虫が水槽内に蔓延してしまい、白点病になりやすくなってしまいます。

換水頻度は定期的にするようにし、2週間に1度3週間に1度などのペースで換水を行うと白点病になる確率が下がります。

2つの原因に関して言える事ですが、水槽のサイズが小さければ小さい程、水温変化が起こりやすくなるので小型水槽で飼育している方は特に要注意です。

③新しく入れた魚が白点病だった

これは稀にありますが、ペットショップやネットで購入した生体が白点病を持っていた為、水槽内で白点病が蔓延するケースがあります。

対策としては購入前であれば白点病になっていないかを必ずチェックするように購入しましょう!

又、家に持ち帰ってから気付いたり、ネットで購入した魚が白点病だった場合は治療してから水槽に入れるようにしましょう。

どちらにも言える事ですが、基本的に袋に入っている海水は水槽に入れないようにすると予防にも繋がります。

治療方法

薬浴

白点病の治療方法で一番効果的なのが薬浴です。

https://twitter.com/j99mhk/status/1192989994039697408?s=12

薬浴中でも最も効果的なのがグリーンFゴールドという薬品で、ペットショップに行けば大概販売されています。

この薬浴の注意点としては、サンゴ水槽に薬を投薬してしまうとサンゴが死んでしまうので、サンゴが水槽に入っている場合は別の水槽で魚を隔離して薬浴しましょう。

比重を低めにする

これは薬を投薬しない治療方法になります。

主にサンゴ水槽や初期段階で使われる治療法です!

一般的に海水水槽での適切な比重は1.020〜1.024の辺りです。

低比重にするにはこれの半分ぐらいの塩分濃度で、約2週間ほど低比重で飼育を続けます。

海水水槽に潜む白点虫は比重が0に近いほど弱く、徐々に殺す事が出来ます。

しかし、低比重を嫌う魚を飼育している場合や弱っている魚にしてしまうと死んでしまう恐れがある為、注意が必要です。

特にスカンクシュリンプオトヒメエビキャメルシュリンプなどのエビを飼育している場合、この治療方法はオススメ出来ません。

淡水浴

こちらは先ほど解説した低比重法とは変わって、完全に比重が0の状態(淡水)で白点病を治療する方法です。

まず、バケツなどにを水道水を入れます。

この時に注意したいのが、水道水のカルキを抜いた状態で必ず淡水浴をして下さい。

バケツに水を入れたら、白点病になった魚のみをバケツの中に入れます。

淡水浴させる時間は大体2〜3分程度で大丈夫です。

5分以上淡水浴させてしまうと、魚が死んでしまう恐れが高くなるので注意して下さい。

2〜3分ほど淡水浴させたらすぐに水槽に戻さず、水槽の水をバケツに入れます。

いきなり水槽に戻してしまうと急激な比重の変化で弱ってしまうので注意しましょう!

水槽の水はバケツに入っている水の量と同じくらいの量を入れ、20分〜30分ほどバケツの中で泳がせておきます。

この時にエアレーションをしておくと酸欠にならなくなるのでエアレーションする事をオススメします。

20分〜30分ほど泳がせたら水槽に戻してあげましょう!

低比重法と比べると淡水浴は魚のダメージが大きいですが、他の生体にダメージが影響されないのが良い点です。

水槽環境によって低比重にするか淡水浴にするか決めると良いですね!

生物兵器

こちらは自然の摂理を使った方法になります。

最も効果的なのがホンソメワケベラというクリーナーフィッシュとも有名な海水魚です。

このホンソメワケベラは自然界で魚の体表に付着した寄生虫を食べて生活しています。

このホンソメワケベラの習性から、白点虫も食べてくれるので白点病の予防や対策をする事が出来ます。

筆者の経験からホンソメワケベラと同じくらいの大きさやそれより小さい魚にはあまりクリーナーをしてくれないので、中型〜大型の魚を飼育している場合はとても有効になります。

水槽に1匹は是非入れておきたい生体ですね!

まとめ

以上、海水魚の白点病について解説しました。

白点病の主な原因となる水温変化と換水頻度は予防する事が出来る為、白点病が発生する確率を下げる事が出来ます。

又、早期発見出来る事で簡単に治せる病気でもある為、よく観察して一早く気付いてあげる事がとても重要です!

早期発見が出来なくても、諦めずに薬浴や淡水浴で治療する事が出来るので、今回の解説を参考に試してみて下さい!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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