皆さんは海水水槽で何を飼育されていますか?
人気なのはカクレクマノミやデバスズメダイ、ナンヨウハギなどですよね。
代表的なお魚は中層を泳ぐ種が多く、低層を泳ぐ種がパッと浮かばずに困った事はありませんか?
今回はそんな方にオススメのアカハチハゼをご紹介していきたいと思います。
低層を泳ぐ種が1匹いるだけで水槽の見応えがグッとアップするので、是非導入してみて下さいね!
アカハチハゼとは
アカハチハゼ〈ハゼ科〉
自:★★☆☆☆
水:★★☆☆☆南方系のハゼの仲間。夫婦でいることが多く、繁殖期のオスは巣穴の入り口にサンゴ片や小石を積み上げる習性がある。食事の際は食べた砂から餌をこしとって排出する様子が観察できる。 pic.twitter.com/1hhrGK92W6
— 日本の海水魚bot (@nihon_osakana) August 11, 2018
アカハチハゼはスズキ目ハゼ科に属する海水魚です。
インド洋、太平洋の中部〜西部に分布しています。
日本だと伊豆半島より南部の海のサンゴ礁と砂地の際付近に生息しています。
名前の由来
アカハチハゼ#いおワールドかごしま水族館 pic.twitter.com/3N3YGvlLPN
— もっち (@chacha0rca) December 18, 2020
次はアカハチハゼの名前の由来を紐解いていきましょう。
魚の名前は見た目の特徴が名前になっている事が多いのですが、アカハチハゼで考えると「アカ(赤)」ではなく頭の部分の黄色の印象が強いですよね?
実はアカハチハゼが死んでしまった時にこの頭が赤くなるのです。
その為アカハチハゼと呼ばれる様になったと言われています。
なんだかとっても可愛そうな名前の由来ですよね。(笑)
ちなみに英名ではBlueband gobyと呼ばれており、生きている時の青いラインが由来になっています。
Redhead gobyとかじゃなくて少しホッとした著者です。(笑)
大きさ
突然のアカハチハゼ pic.twitter.com/6PQCYu8AMO
— バナンさん (@banan_0728) December 17, 2019
アカハチハゼは成長すると最大で20cm程まで大きくなります。
販売されているサイズは10cm前後の事が多いので比較的成長が楽しめる種と言えます。
寿命
アカハチハゼの寿命は3〜5年と言われています。
赤い頭を見ないようにする為にしっかりと管理して長生きさせてあげましょう!
種としては丈夫な部類に入るので、元気がない時は水槽内で何か問題が起きていると考えた方が良いでしょう!
性格
アカハチハゼは非常に大人しい性格をしています。
他の種を追い回したり、いじめたりする事はほとんど無いと言って良いでしょう。
その為、多くの種と混泳が可能です。
購入
アカハチハゼはネット通販でもペットショップでも購入する事が出来ます。
価格としてはネット通販が1500円前後なのに対して、ショップ価格は2000円前後の事が多いです。
寿命のコーナーでも少しお話しした通り、アカハチハゼは比較的丈夫な種なので通販で購入しても運搬時のダメージは少ないと思います。
ペットショップが近所にない場合や価格重視の場合には通販で購入しましょう!
見た目や大きさを確認して購入したい方はペットショップで購入しましょう。
アカハチハゼを飼育してみよう
アカハチハゼの基本情報がわかったら飼育方法について学んでいきましょう!
飼育アイテムを揃えよう!
さてまずは飼育アイテムから見ていきましょう!
アカハチハゼの飼育に必要なアイテムは以下の通りです。
・水槽
・ろ過装置
・ヒーター
・クーラー
・ライブロック
・底砂
・人工海水のもと
・エサ
上記のアイテムは他の海水魚の飼育でも使用する基本アイテムです。
基本的なアイテムがあれば問題なく飼育する事が出来るのは嬉しい事ですよね!
もっと詳しく知りたい方はこちらのページにまとめていますので参考にして下さい!

水槽サイズ
アカハチハゼは単体であれば45cm水槽から飼育が可能です。
混泳の場合には60cm以上の水槽を準備して下さい。
単体での魅力も十分ですが、中層付近に何も泳いでいないとやや寂し水槽になってしまうので60cm水槽で混泳させるのが良いでしょう!
もちろんの事ではありますが、混泳相手が大きい種の場合はそのサイズに見合った水槽を準備して下さいね。
水温
アカハチハゼを飼育する際には水温を25度前後キープしましょう。
飼育可能な水温としては20〜28度と、比較的広い範囲なのがアカハチハゼの特徴でもあります。
もちろん急激な温度変化には弱いですが、やや低めの水温を好む魚とでも混泳していけるでしょう。
混泳
アカハチハゼ#すみだ水族館 pic.twitter.com/LblVlRFGbH
— いわまゆ (@Penguin_Rhopper) August 28, 2019
性格のコーナーでもお話しした通り、アカハチハゼは混泳に向いている魚です。
温厚な性格はもちろんですし、生活圏が低層付近という事で縄張り争いに巻き込まれにくいのも混泳に向いている要因です。
しかしスズメダイなど気性が荒い種との混泳は追いかけまわされて引っ込みがちになったり、怪我をしてしまったりします。
なので混泳相手の性格をよく確認してから混泳させる様にしましょう。
同種との混泳
中層を泳ぐ種との混泳は向いているアカハチハゼですが、同じ底面を住処とする同種との混泳はあまり向いていません。
どうしても縄張り争いが発生してしまい、大きい個体が小さい個体をいじめてしまいます。
大きい水槽であれば上手くいくこともありますが、60cm以下では難しいと思っておきましょう。
他のハゼにも興味がある方はこちらをご覧下さい。

エサ
下のツイートに砂を振りかけるアカハチハゼのカップル pic.twitter.com/RriqzgvVtb
— 空白寺 (@vanity_temple) September 4, 2018
アカハチハゼは砂の中にひそむ微生物を食べるベントス食性です。
そのため、エサの少ない状況でも餓死しにくい種です。
混泳している種の食べ残し等も食べるので、アカハチハゼのために特定のエサを準備する必要はないです。
まとめ
いかがでしたか?
非常に丈夫で、エサにも困らないのがアカハチハゼの魅力です。
是非みなさんもアカハチハゼを飼育して、水槽の見応えをアップさせて下さいね!
最後までご愛読いただきありがとうございました。
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