今回は赤のチェック模様が特徴的なクダゴンベについて解説していきたいと思います!
水槽内でもよく目立つので飼育のしがいのあるお魚です。
飼育面に置いて少し気を使う場面はありますが、とても難しいという訳ではないので初心者の方でも飼育にチャレンジできる種です。
ぜひ読んで飼育の参考にして下さいね。
クダゴンベとは
2019.3.27 串本
透視度5m、マクロしかないなとウミウシを捜している私の前に
念願の、、、
念願の!!!!
この子を発見しましたーーーヽ(´▽`)/#ダイビング #diving #串本 #クダゴンベ pic.twitter.com/Wn1NC4HnkE— maki☆dive (@cobe_cobe18) March 28, 2019
クダゴンベはスズキ目ゴンベ科の属する海水魚です。
サンゴ礁や岩礁で観察することができ、日本にも分布しています。
20m以深を好むので磯遊びでは発見することは難しいので、自然の個体を観たい方はダイビングにチャレンジしましょう。
ちなみにクダゴンベは色鮮やかな事と居場所があまり変わらない事から、ダイビング界ではアイドル的扱いを受けています。
名前の由来
クダゴンベ#名古屋港水族館 pic.twitter.com/K3x4fNr5LT
— もっち (@0rcasan) July 4, 2019
クダゴンベの名前についてみてみましょう。
「クダ」に関しては口部分(吻)が管のように前に出ていることが由来しているそうです。
「ゴンべ」はゴンベの仲間であることからきています。
ちなみに「ゴンベ」は背鰭の先端部分が江戸時代の剃り残しがある髪型の「権兵衛」を連想させることからきているそうです。
ゴンベの仲間は英名ではHawk Fishと呼ばれています。
Hawkはタカの意味があり、ゴンベの岩場やサンゴの上で佇む姿とタカが空から辺りを見渡している姿が似ているからついたそうです!
かっこいい英名ですね!
大きさ
クダゴンベは成長すると10cm前後まで大きくなります。
家庭で飼育することを考えると非常にいいサイズではないでしょうか?
大きすぎると大きな水槽を準備する必要がありますし、かといって小さすぎて存在感がないのも困りますもんね!
販売されているサイズは6cm前後のことが多いです。
寿命
クダゴンベの寿命は3〜5年とされています。
種としては病気に強く非常に丈夫です。
もちろん飼育下では人間のメンテナンスが重要になってきますので、丈夫だからと思わずにしっかりとメンテナンスしてあげましょう!
性格
クダゴンベの性格は温和といっていいでしょう。
ダイビング時には至近距離まで近づくまで逃げ出さない姿もみれるので、怖いもの知らずな一面ももっています。
水槽内でもドシっと構えている姿が観察できるでしょう。
購入
さくら さくら 今、咲き誇る♪#クダゴンベ
2018.2.11 #伊豆大島 #ダイビング #水中写真 #CanonG7Xmark2 https://t.co/sNTlFYkAVG pic.twitter.com/1N5Ffgardu— kubohide (@kubohide_) February 13, 2018
クダゴンベはペットショップもしくはネット通販での購入が可能です。
比較的メジャーな種なので流通量は多く、海水を扱っているショップならかなりの確率で販売されているでしょう。
ただしホームセンターなどの小さいスペースでの海水魚販売の場合は販売されていない可能性もあります。
販売価格は2000〜4000円ほどのことが多く、海水魚の中では真ん中くらいの価格帯と言えるでしょう。
丈夫なため、運送時のダメージも少ないのでネット通販での購入もおすすめです。
クダゴンベを飼育してみよう!
クダゴンベの基本情報がわかったら飼育方法について学んでいきましょう!
飼育アイテムを揃えよう!
・水槽
・ろ過装置
・ヒーター
・クーラー
・エアー用品
・底砂
・ライブロック
・エサ
上記のアイテムは他の海水魚の飼育でも使用する基本アイテムです。
基本的なアイテムがあれば問題なく飼育する事が出来るのでチャレンジしやすい種と言えますね。
海水水槽の詳しい立ち上げ方についてはこちらをご覧下さい。

水槽サイズ
クダゴンベを飼育する際は45cm以上の水槽を準備しましょう。
単体飼育でも見応えのある種なので、飼育スペースが限られている方でも飼育にチャレンジできます。
混泳の場合には60cm以上がおすすめです。
スズメダイ系の青い種などと混泳させると色鮮やかな水槽が出来上がるでしょう。
水温
クダゴンベを飼育する際は24度前後に水温をキープしましょう。
飼育可能な水温としては20〜28度ですが、あまり低いと活発でなくなってしまう事があります。
また丈夫な種ではありますが水温の急激な変化は「白点病」などの病気を引き起こす可能性があります。
混泳
クダゴンベは他の種の「魚」との混泳に向いていると言えるでしょう。
性格が温和であることと、図太い神経でスズメダイなどからもいじめられる事が少ないからです。
あえて「魚」を強調したのには理由があります。
シュリンプ系との混泳が向いていないのです。
クダゴンベはシュリンプ類を「エサ」として好む傾向ありキャメルシュリンプなどの小さなエビ類は襲われてしまう可能性があるのです。
オトヒメエビやスカンクシュリンプなど比較的大きくなるエビは大丈夫そうな気もしますが、脱皮直後という殻が柔らかいタイミングで襲われてしまいます。
大きさに関わらずシュリンプ系との混泳は避けるのが無難でしょう。
同種との混泳
クダゴンベに限らずゴンベの仲間は同種間で激しく争います。
そのため150cm水槽など余程大きな水槽でない限りは、同種混泳させないようにしましょう。
ダイビング時に見かける時も単独でいることがほとんどです。
エサ
クダゴンベは人工エサもしくは冷凍エサを与えるようにしましょう。
冷凍エサはブラインシュリンプなどが食いつきのいいエサと言えます。
人工エサの方が扱いが楽なので慣れさせたいところですが、最初のうちは思うように食べてくれない事が多いのです。
その場合は冷凍エサを与えて、ある程度水槽環境に慣れたタイミングを見計らって切り替えると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は色鮮やかなクダゴンベについて解説してみました!
シュリンプ系と混泳できないのがちょっと残念ですが、それ以外の面については非常に水槽飼育に向いている種ということが伝わったのではないでしょうか?
ぜひ水槽内のアイドルとして飼育してみて下さいね!
最後までご愛読いただきありがとうございました。
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