エビと聞くと地味な印象をイメージする方も多いと思いますが、実はそんな事ないんです!
エビが1匹水槽に入るだけで雰囲気がガラッと変わり、海水魚達よりも目立ってしまう程、美しい体をしているエビが沢山存在します。
今回はそんな綺麗なエビを5種類に厳選し、飼育の注意点や魅力などを徹底解説していこうと思います!
エビを飼育する上での注意点
水合わせ
熱帯魚を購入してから水槽に入れるまでに水合わせと言って、水温や水質変化に慣らしていく作業を行なっていると思います。
エビを飼育する際も同様に必ず水合わせをしなくてはいけません。
大袈裟に言う訳ではありませんが、水合わせをせずに水槽に入れてしまうと死んでしまう可能性大です!
いわゆるpHショックと言って、急激な水質変化や水温変化にビックリしてしまい、そのまま気絶したように動かなくなってしまいます。
人間の日常で例えるなら、いきなり冷たいお風呂に入れられたら大変な事になりますよね?笑
なので、エビは特に!
水合わせを慎重にやらなくてはいけません。
水合わせの方法としては、まず袋ごと水槽に浮かべて水温を合わせます。
10分程浮かべたら袋に入ってる海水を1/3捨て、水槽の海水を1/3袋に入れましょう。
これを30分掛けて3回繰り返す事でPHショックを起こす確率がグンと減ります。
水温
エビ類全般に言えることですが、高水温にとても弱い生き物です。
30度以上の水温になると死んでしまうため、夏場はクーラーの設置か室温を常に約26度に保つ必要があります。
エビが快適に過ごせる水温は24度〜26度になりますので、夏場はクーラー、冬場はヒーターの設置が必須になりますね!
食害
自然界のエビは基本的に魚達からの捕食対象になるので、当然水槽内でも捕食対象になりやすいです。
ただ、全ての海水魚がエビを捕食する訳ではないのでエビを飼育する際は混泳に気をつけましょう!
因みにフグの仲間、ハタの仲間はエビを捕食しやすいので混泳には注意したいですね。
もし混泳させる際はライブロックで隠れ家を作ってあげる事でエビのストレスも軽減され、捕食されにくくなります!
オススメのエビ5選!
スカンクシュリンプ
スカンクシュリンプは海水飼育で1番と言っていいほど有名で人気のあるエビです!
スカンクシュリンプの名前の由来は動物のスカンクと背中の線が似てる所からこの名前が付けられました。
スカンクシュリンプの凄い所は可愛いだけではなく、混泳している海水魚の病気予防や食べ残しの除去が素晴らしい点です!
スカンクシュリンプの歯のお掃除を振り払う 今日のハワイウツボ。気分じゃ無いんだな。 pic.twitter.com/3tpcxvgN69
— 爬虫類ショップ マスターオブドラゴン (@MOD_yokohama) February 27, 2019
基本的に食べ残しを食べて生活しますが、海水魚の体に付いた寄生虫なども食べる事から病気予防対策として活躍します。
スカンクシュリンプと同じ位大きい海水魚のお掃除をする光景は滅多に見かけられませんが、自分より大きい海水魚に対してと掃除をする傾向があります。
飼育難易度はエビの中では簡単方なので、初心者でも飼育しやすいエビとなっていまね。
1匹2000円程度で販売されています。
もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。

キャメルシュリンプ
キャメルシュリンプは赤と白の絶妙な模様をした綺麗なエビです!
キャメルというのはラクダという意味で、キャメルシュリンプの背中にコブの様な物がある事からこの名前が付けられています。
トランペットコーラルグリーンとキャラメルシュリンプ! pic.twitter.com/H2ZIyiPgRj
— Aru (@Arukumamimi) November 27, 2016
キャメルシュリンプの凄い所はなんといってもカーリーを除去してくれる能力があるということ。
カーリーというのはイソギンチャクの一種で、海水魚飼育では厄介者として扱われています。
カーリーの問題点はサンゴをダメにしてしまうこと。
薬品投入などで除去できますが、それでもどこからともなく繁殖していく面倒なイソギンチャクなんです笑
ここで活躍するのがキャメルシュリンプです!
人の目には見えないカーリーなども食べ尽くしてくれるのでカーリー対策にはモッテコイのエビです。
飼育難易度もかなり低めなので、初心者でも問題なく飼育できるのが利点ですね!
ただスカンクシュリンプと違い大きさが少し小さめなので、捕食されやすいという点が難点です。
エビを積極的に捕食するようなフグ類、ハタ類は避ける事をオススメします!
1匹辺りの値段も1000円程度で購入できるのでお財布にも優しいのが良い所ですね!
もっとキャメルシュリンプについて知りたい方はこちらをご覧ください。

ホワイトソックス
名前の通り、足が白い靴下を履いてるような色合いしていて、体全体は真っ赤に染まっているため、とても見栄えするエビです!
フライミックスに喰らいつくホワイトソックス。 pic.twitter.com/DGUQIMTJ6n
— SSS-shrimp (@sss_shrimp) September 26, 2019
ホワイトソックスもスカンクシュリンプ同様、海水魚の寄生虫を食べてくれるエビの種類になります。
基本的に海水魚の体を掃除するエビは捕食される事がほぼなく、混泳にも向いているのでホワイトソックスがいる事で他の生き物を飼育できないという事が無いのはメリットですね!
飼育難易度は上記の2種類に比べて若干水質に敏感ですが、初心者でも飼育できるレベルです。
1番辺りの値段は3000円程度と少し高めなので、エビの飼育に不安があるようなら、1度スカンクシュリンプなどで慣れてから購入した方が安心できますね!
もっとホワイトソックスシュリンプについて知りたい方はこちらをご覧下さい。

オトヒメエビ
こちらも魚の体を掃除するクリーナーシュリンプとして有名なエビの仲間になります!
白と赤の縞模様をしており、水槽内ではかなり際立つ存在ですね。
オトヒメエビ
水槽がますます熱帯っぽくなってきた^ ^
この風格、なかなかカッコいい!#観音崎自然博物館 pic.twitter.com/IwZFb9dVXw— 山田 (@0504Yh) September 27, 2019
今まで紹介したエビと大きく違うのが、性格がかなり強めという事。
オトヒメエビは自分より小さめの小魚を食べてしまうほど凶暴な性格をしているので、混泳には気を付けなくてはなりません。
また、水槽内にオトヒメエビ2匹入れてしまうと同種同士で喧嘩してしまい、どちらかが死ぬまで戦うので飼育出来る数は1匹飲みになります。
オトヒメエビ以外のエビ類でも喧嘩してしまうので、オトヒメエビを飼育するなら他のエビの飼育は諦めるのが無難ですね。
1匹辺りの値段は1000程度なので、割と手が出しやすいエビです!
フリソデエビ
白ベースの体に青い斑点や紫色の斑点が付いているのが特徴的で、ハサミの部分が着物の振袖の様になっています。
名前の由来はこのフリソデからきています!
個人的に大好きなエビで見た目がとにかく可愛い!笑
飼育はペアがオススメで、自然界でも1匹でいるというよりかはオスとメスで行動している事が多いです。
ペアで飼育した方が水槽内でも常に2匹でくっついて行動してるので愛くるしさが倍に伝わってきますよ!
他のエビとは違いフリソデエビはヒトデを食べるので、餌がとても特殊です。
アカヒトデやコブヒトデが大好物で、他にもオニヒトデなどを食べています。
この中だとコブヒトデが1番入手しやすく、1匹800円程度で販売されている事が多いです。
綺麗な海水を好むので水換えの頻度は他のエビに比べて頻度は高くなるので、しっかりとメンテナンスをできれば初心者でも問題無く飼育できますが、サボりがちになってしまうとすぐに弱ってしまいますので注意が必要ですね。
1匹辺りの値段は5000円程度と高めです。
ペアで買うなら10000円程するので、しっかり管理できるか考えてから購入するのが良さそうです。
もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。

まとめ
以上、水槽映えするエビ5選について解説しました。
エビの飼育は水合わせがかなり重要になり、その後のメンテナンスも水温・水質を合わせなければ死んでしまうほど敏感な生き物です。
特に水槽に導入する際は注意が必要ですね!
ゆっくり時間をかけて水合わせをすれば失敗するリスクも少なく、初心者だからといって敬遠しなくても大丈夫です。
水槽に1匹いるだけでも水槽が華やかになるので、是非入れてみてはいかかでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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