アクアリウムで人気のある魚は特徴的な体をしている事が多いですよね。
代表的な種でいうとエンゼルフィッシュやマーブルグラミーなどが思い浮かぶと思います。
今回は他の種を圧倒する見た目をもつトランスルーセントグラスキャットをご紹介していきたいと思います。
一度見たら忘れられない透明ボディの持ち主なので興味が湧いた方はぜひ飼育にチャレンジしてみて下さいね。
トランスルーセントグラスキャットとは
ふんっ!トランスルーセントグラスキャットフィッシュっていうのかい?贅沢な名だねぇ…!!#グラスキャット #写真好きな人と繋がりたい#ファインダー越しの私の世界 #さかな pic.twitter.com/GiO657xZCd
— はすのあ (@subactforcam) October 3, 2019
トランスルーセントグラスキャットはナマズ目ナマズ科クリプトプテルス科に属する淡水魚です。
見た目やサイズ感からはあまりナマズ要素を感じ無いので「本当にナマズ科?」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
やや長めのヒゲが外見では唯一似ているところでしょうか?
透明ボデイと比較的飼育しやすい事から観賞魚として人気があります。
名前の由来
トランスルーセントは半透明という意味をもち、キャットはナマズの仲間を指す言葉なので見た目と種類を表した名前という事になります。
グラスはおそらく透明という事をより強調したい為についたのではないかと著者は推測します。
やはり誰が見ても透明な体に目が行くということがよくわかりますね。
大きさ
トランスルーセントグラスキャットは8〜10cm程まで成長します。
流通しているサイズは4〜5cmな事が多く、飼育中に成長していく過程が楽しめます。
成長スピードは比較的ゆっくりで2年ほどをかけて最大サイズまで大きくなります。
寿命
トランスルーセントグラスキャットは平均して3〜5年ほどで寿命を迎えると言われています。
比較的丈夫な種とされていますが、導入時や換水時に病気になってしまう事が多いです。
しっかりとケアしてあげて長生きさせてあげましょう。
性格
トランスルーセントグラスキャットは多種を追いかけ回す様な行動はほとんど見られないので、基本的には温厚な性格と言えるでしょう。
しかしナマズ科の魚という事もあり、肉食系の魚です。
その為口に入るような小型の魚やエビは食べられてしまう事があるので注意しましょう。
購入
トランスルーセントグラスキャットは1匹あたり250〜400円で販売されている事が多いです。
アクアショップやホームセンターはもちろんネット通販でも購入する事が出来ます。
群れをなして泳ぐ魚という事もあり、まとめ売りされているケースがほとんどです。
購入時はなるべく体の透明度が高い個体を選ぶ様にしましょう。
他にも体の透けている魚っているの?
超久々の浮上
グラスエンゼル飼ってます pic.twitter.com/N8PR0Z1ZQw— ししおう (@ywy5x5wxxx) December 3, 2016
トランスルーセントグラスキャットの事を知っていくと気になってくるのが他にも体の透けている魚がいるかどうかですよね?
実は他にも体の透けている魚はいるのです。
それがグラスフィッシュとグラスエンゼルです。
共にトランスルーセントグラスキャットと同じ様に骨が見える程透けています。
ボルネオのグラスフィッシュ
ちょうど1ヶ月前か pic.twitter.com/Ym254Ge4Ht— にょろきん (@tachysurus) January 27, 2017
混泳も可能なので「透明な魚水槽」というちょっと変わった水槽にチャレンジしてみるのも面白いかもしれませんね!
トランスルーセントグラスキャットを飼育してみよう!
トランスルーセントグラスキャットの基本情報がわかったら飼育方法について学んでいきましょう!
飼育アイテムを揃えよう!
・水槽
・ろ過装置
・ヒーター
・クーラー
・エアー用品
・底砂
・エサ
上記のアイテムは他の淡水魚の飼育でも使用する基本アイテムです。
基本的なアイテムがあれば問題なく飼育する事が出来るのでチャレンジしやすい種と言えますね。
淡水水槽の詳しい立ち上げ方についてはこちらをご覧下さい。

水槽サイズ
グラスキャット#アクア・トトぎふ pic.twitter.com/iiZtl8W2TZ
— もっち (@chacha0rca) July 30, 2019
トランスルーセントグラスキャットは最大で10cm程になりますが、あまり活発に泳ぎまわる種ではないので45cm水槽から飼育が可能です。
群れている事でより魅力の増す魚なのでスペースに余裕がある方は、是非大きな水槽で沢山飼育してみて欲しいです。
水温
水温は20〜27度の間であれば飼育可能です。
トランスルーセントグラスキャットはやや高めの水温を好むので26度でキープしてあげる事が1番良いでしょう。
導入直後や換水時に水温差があると白点病を発症しやすい一面があるので、水合わせは念入りに行うことと新しい水の水温に気を使う様にしましょう。
特に冷たい水は気をつけて下さいね。
混泳
性格のコーナーでも少しお話ししましたが、トランスルーセントグラスキャットの混泳には少し気を使う必要があります。
基本的な考え方は小さ過ぎる種以外とは混泳OKで大丈夫です。
口に入ってしまうサイズの魚とは混泳できないです。
例をあげるならば幼魚に近いネオンテトラはNGですが、成長したネオンテトラなら大丈夫です。
トランスルーセントグラスキャットの口もとてつもなく大きいという訳ではないので、よっぽど小さい個体で無ければ心配し過ぎる必要はないと思います。
同種との混泳
水族館の淡水水槽で遭遇率高い気がする。
熱帯魚の中でグラスキャットが一番好きなんだよなぁ(^o^) pic.twitter.com/88JZ0w3V0M— みゆちゃそ (@miyutaso) September 2, 2018
同種間の混泳は非常に向いています。
密度の高い群れになるので沢山入れて混泳させましょう。
エサ
トランスルーセントグラスキャットは肉食系の魚なのでブラインシュリンプや冷凍赤虫への食いつきが良いです。
お湯で溶かした後、スポイト等で食べる分だけ与えると良いでしょう。
冷凍エサが残ってしまうと非常に水槽を汚すので気をつけましょう。
ただ冷凍エサは手間がかかるので人工餌の餌付けを行う事をおすすめします。
個体によっては人工餌への食いつきが悪い個体もいますが、そんな時は消灯後に与えてみてください。
グラスキャットは夜行性の魚なので昼間食いが悪い個体も、夜なら食べるケースが多いです。
何日か消灯後に与えて人工餌に慣れてきたら昼間に与えても食べてくれるはずですよ!
まとめ
いかがでしたか?
換水時や混泳など少々気を使うポイントはあるものの、非常に魅力的な個体です。
熱帯魚に興味のない人が見てもいいリアクションしてくれる事間違いなしなので、是非みなさんも飼育にチャレンジしてみて下さいね!
最後までご愛読いただきありがとうございました!
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