これからアクアリウムを始めたいと考えている人の中には、「アクアリウムってお金がかかる」そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
アクアリウムは使うアイテムや水槽のサイズ、飼育する生き物の種類によって、費用の増減に幅があります。
そのため、初心者の方でも工夫次第で低予算でアクアリウムを始めることが可能です。
この記事では、一般的なアクアリウムの初期費用と維持費用を紹介します。
アクアリウムを始める場合にかかる初期費用
アクアリウムを始める際には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
アクアリウムは水中の美しい世界を楽しむ素晴らしい趣味ですが、始めるにあたっては水槽やフィルター、照明器具などの設備が必要となります。
初期費用は、どれだけ豪華にするか、どのような生物を飼育するかによって変動します。
ここでは、初めてアクアリウムを始める方向けに、初期費用の目安と節約のポイントをご紹介いたします。
まず、30cmの水槽で「できるだけ安く」始める場合、フィルター付きのセット水槽と最低限必要な飼育グッズであれば、約3,000円程度の費用でスタートできます。
照明器具や保温器具を追加すると費用は高くなりますが、基本的な水槽セットは1,500円から、照明器具は3,000円から、保温器具は2,500円からと、手ごろな価格で揃えることができます。
一方、「おしゃれに、ちょっとだけお金をかけて」始める場合、インテリアとしてアクアリウムを楽しむための用品を揃えると、おおよそ10,000円くらいかかります。
フレームレス水槽や機能性底砂など、より高品質なアイテムを選ぶと、費用は上がりますが、水槽の美しさや飼育の楽しさも向上します。
アクアリウムの初期費用は、ゴルフなどの趣味に比べれば安価です。
自分の好みや予算に合わせて始めることができるため、最初はシンプルなセットから始め、徐々にグレードアップしていくのもおすすめです。
アクアリウムで毎月発生する月額の維持費
アクアリウムを楽しむためには、初期費用だけでなく、毎月の維持費も考慮する必要があります。
アクアリウムの維持費は、水槽の大きさや飼育する生物の種類、使用する機器などによって変動します。
ここでは、一般的なアクアリウムの月額維持費についてご紹介いたします。
まず、電気代が主な維持費となります。
照明やフィルター、ヒーターなどの機器の使用により、月々の電気代が発生します。
例えば、60cm水槽の場合、月額の電気代は約500円から1,000円程度となることが一般的です。
次に、餌や水草の肥料、水質調整剤などの消耗品の費用も考慮する必要があります。
これらの費用は、飼育する生物の種類や水槽の大きさによって異なりますが、月に数百円から1,000円程度が目安となります。
また、水換えによる水道代も維持費の一部です。
水換えの頻度や水槽の大きさによりますが、月に数百円程度の費用がかかることが一般的です。
さらに、機器の故障や消耗による交換費用も考慮すべきです。
これらの費用は定期的には発生しませんが、予備の機器を用意しておいたり、新たな水槽の購入費を貯めておいたりするなど、万一のための対策が必要です。
合計すると、一般的な60cm水槽の月額維持費は、約1,000円から2,500円程度となることが多いです。
アクアリウムの楽しみ方や飼育する生物によって、維持費は変動しますので、自分のライフスタイルに合ったアクアリウムを選ぶことが大切です。
アクアリウムを初心者が低予算で始める方法とは
アクアリウムは、水中の美しい生態系を楽しむ魅力的な趣味ですが、初心者が始める際には費用が気になることも多いでしょう。
しかし、工夫次第で低予算でもアクアリウムを楽しむことが可能です。
まず、水槽のサイズ選びが重要です。
小型の水槽を選ぶことで、初期費用を抑えることができます。
小型水槽は場所を取らないですし、100円ショップで小さな瓶を購入し、ボトルアクアリウムとして始めることもできるため、初心者におすすめです。
しかし、小型水槽は水質管理は難しいため、初心者はその点に注意が必要です。
初心者向けの作り方を解説した記事がありますので、詳しくはそちらをご覧ください。

次に、必要最低限の機器を選ぶことで、コストを削減できます。
エアポンプやヒーターなど、飼育する生物に応じて必要な機器を選ぶと良いでしょう。
生体の選び方も重要なポイントです。
初心者向けで手入れが容易な生物を選ぶと、飼育がしやすくなります。
メダカやグッピーなど、初心者でも飼育しやすい生物を選ぶと良いでしょう。
また、自然の石や枝などを利用することで、低予算でも美しいレイアウトが可能ですし、自分で素材を集める楽しみもあります。
情報収集と計画も欠かせません。
インターネットや書籍で情報を収集し、計画的に進めることで失敗を減らし、無駄な出費を抑えることができます。
水槽や機器の中古品を利用することも、費用を抑える効果的な方法です。
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