数多くいるスズメダイの中で皆さんは何スズメダイが好きですか?
薄いブルー色が素敵なデバスズメダイ、ストライプが目立つリュウキュウスズメダイなど様々だと思います。
今回はご紹介するのは黄色い体色が特徴的なスズメダイである、ヤマブキスズメダイです!
しっかりと読んで他のスズメダイとの違いや特徴を覚えていって下さいね。
ヤマブキスズメダイとは
ヤマブキスズメダイはスズキ目スズメダイ科に属する小型の海水魚です。
琉球列島や中・西部太平洋などの熱帯域に生息しています。
珊瑚礁の周りに集まる。
10m付近の水深にも生息しているので、ダイビングなどでも観察することができます。
名前について
ヤマブキスズメダイの幼魚 is so cute pic.twitter.com/3UcGYQNRCp
— さかな (@chaetodon07) June 7, 2021
体色が綺麗な山吹色である事からヤマブキスズメダイと呼ばれています。
山吹色は「鮮やかな赤みのある黄色」を指す言葉ですが、実際にはヤマブキスズメダイからはあまり赤みを感じることはありません。
別名ではゴールデンダムゼルと呼ばれており、黄色の体色がよくわかる名前となっています。
大きさ
ヤマブキスズメダイは成長すると15cm程まで成長します。
スズメダイの仲間の中では比較的大きめのサイズと言えます。
15cmはあくまで自然界での成長サイズですので、水槽での飼育下では15cmになることは稀です。
寿命
ヤマブキスズメダイの寿命は4〜6年と言われています。
病気になりにくい事で知られており、比較的に飼育が簡単なので長生きさせてあげましょう!
性格
ヤマブキスズメダイの性格は割と気が強めと言えるでしょう。
特に成長して大きくなってからは顕著です。
ただし小さい頃はライブロックやサンゴ礁などの隠れ場所がないと落ち着かない一面もあるので、少し臆病とも言えます。
穏やかな性格のスズメダイなど他のスズメダイが気になる方はこちらをチェックして下さい!

購入
ヤマブキスズメダイは人気の観賞魚なので通販でもアクアショップでも購入する事が出来ます。
ネット購入の場合は1匹あたり450〜600円程で、アクアショップの場合は600円程で販売されています。
ヤマブキスズメダイは比較的丈夫なので郵送に日数のかかるネット購入の場合でも比較的元気な状態で手元に届く事が多いです。
ヤマブキスズメダイを飼育してみよう
ではここからはヤマブキスズメダイの飼育方法について解説していきます。
気が強いけど隠れ場所がないとストレスを感じてしまうといった、ちょっと気難しい性格に合わせた水槽作りが上手に飼育するコツですよ!
飼育アイテムを揃えよう!
さてまずは飼育アイテムからみていきましょう!
ヤマブキスズメダイの飼育に必要なアイテムは以下の通りです。
・水槽
・ろ過装置
・ヒーター
・クーラー
・ライブロック
・底砂
・人工海水のもと
・エサ
上記のアイテムは他の海水魚の飼育でも使用する基本アイテムです。
基本的なアイテムがあれば問題なく飼育する事が出来るのは初心者にとって嬉しい事ですよね!
もっと詳しく知りたい方はこちらのページにまとめていますので参考にして下さい!

水槽サイズ
大きさのコーナーでもお話しした通り、ヤマブキスズメダイは大きくなるスズメダイです。
その為、成長した後でも十分な飼育スペースの取れる60cm以上の水槽がオススメです。
ペアのみで小さいうちの飼育であれば30〜45cm水槽でも大丈夫です。
ただ水槽サイズが小さいと水質変化のスピードが早くこまめな管理が必要なので初めから大きめの水槽を選ぶのが良いでしょう。
水温
ヤマブキスズメダイの適正水温は25度前後です。
飼育可能な水温は21〜28度と広い水温に対応できるので、混泳させる種の適正水温に合わせても問題なく飼育することが可能です。
丈夫な事で有名なヤマブキスズメダイですが、ヒーターとクーラーを導入してしっかりと水温管理をしてあげないと長期の飼育は難しいです!
混泳
ヤマブキスズメダイの混泳については少し注意が必要です。
気が強い一面をもつ為、周りの種にかなりちょっかいを出します。
特に自分よりも小さい魚に対してはかなりキツくちょっかいを出します。
個体差もありますが、心配になってしまうほど追いかけることもしばしばあります。
逆に自分よりも大きい種には殆ど手を出さないので、混泳させる場合にはヤマブキスズメダイより大きい海水魚が望ましいです。
同種との混泳
超絶かわいいヤマブキスズメダイの幼魚 in トランベン。沖縄ではあまり見ない気がする pic.twitter.com/wmShgYvlag
— さかな (@chaetodon07) September 16, 2017
再三お話ししてますがヤマブキスズメダイは成長すると気が強くなります。
同種に対しても敵対視しますし、成長後は水槽内が過密になってしまう可能性が高いので過度な複数飼育は避けましょう。
とはいえ複数飼育で魅力が増す種なので大きな水槽で複数飼育をしてみると良いかも知れません。
エサ
ヤマブキスズメダイは人工エサでも生エサでも良く食べてくれます。
こだわる必要はないのでアクアショップやホームセンターなどで見つけた物を買うという方法で構わないです!
そんな事言われても初心者だからわからない!という方は「おとひめ」というエサを買っていただければ問題なく飼育する事が出来ますよ!
まとめ
いかがでしたか?
今回はヤマブキスズメダイについて解説してみました。
体はとっても丈夫なので、ちょっと気難しい性格と上手く付き合って飼育して頂ければと思います!
最後までご愛読いただきありがとうございました!
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