金魚は武士がいる時代から愛され続けている伝統的な魚です!
今では品種改良が盛んに行われ、沢山の種類の金魚が存在しています。
今回ご紹介する出目金は金魚の中でも古い歴史から人々を魅了してきた金魚です!
そんな出目金は初心者の方でも飼えるのか?どの程度の設備があればしっかり飼えるのか?
極論から言うと出目金は初心者の方でも問題無く飼育する事が出来ます!
しかし、ちょっとした注意点を守らないと短命であったり病気になってしまったりといった事が起きてしまいます。
今回はそんな出目金の飼い方や必要な飼育設備、注意すべき事などを詳しく解説していきます!
出目金とは
出目金は琉金という金魚が突然変異した金魚の仲間になり、名前の通り目が飛び出ているのが大きな特徴です。
出目金は明治時代に中国から輸入されてきた金魚で、およそ140年前頃から日本で親しまれてきた金魚です。
140年前から日本にいるとは驚きですね!
出目金は大きく分けて3種類のタイプがいます。
・黒出目金
名前の通り全身が真っ黒の出目金で、人気種の一つです。
・赤出目金
こちらも名前の通り全身が赤いくなっている出目金で、出目金の中でも最も流通量も多く人気のある種類です。
・三色出目金
キャリコ出目金とも呼ばれる事があり赤、白、黒の三色のキャリコ模様をした出目金です。
三色出目金も赤出目金の突然変異によって誕生した出目金で、出目金の中でも新しい種類の金魚になります。
大きさ
最大で20cm程度まで大きくなります。
意外とここまで大きくなる事は周知されていなく、いざ出目金を飼ってみたら水槽が小さすぎたという事もあるので、出目金が20cm程度まで大きくなる事を想定して水槽を用意しましょう!
寿命
出目金の寿命は平均で5年程度です。
飼育環境がしっかりと整っていると10年も長く生きてくれる為、長い付き合いを覚悟して飼育してあげましょう。
価格
出目金の価格は体の大きさで変動しているショップが多いです。
10cm未満であれば500円〜1000円、それ以上であれば1000円〜5000円程度になります。
大きい個体を購入しようと思うとそれなりに値が張るので、コストを抑えたい方や成長を楽しみたい方は10cm未満の出目金を購入する事をオススメします!
飼育方法
出目金の飼育に必要な水槽用品は以下の通りです。
・水槽
・フィルター
・ヒーター、クーラー
・ライト
・フタ
・レイアウト部材
最低でもこれらの水槽用品は揃えてあげれば飼育に問題はありません!
水槽

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水槽のサイズは出目金が大きくなる事を考え、最低でも45cm水槽で飼育しましょう!
水槽のサイズに対して、飼育数が変わるので目安として参考にしてみて下さい。
45cm水槽 3匹
60cm水槽 5匹
90cm水槽 10匹
この目安以上に飼育してしまうと水質悪化や短命の原因となるので注意しましょう。
フィルター
出目金は水質変化に耐性がある種類ですが、なるべく濾過能力が強いフィルターを選ぶのが適しています。
理由としてはより良い水質環境で育てる事で出目金の体色やヒレなどが綺麗になりやすくなります。
又、病気などの予防にもなります。
そこでオススメするのが外部式フィルターになります!
外部式フィルターは水質維持が大事と言われている水草の育成にも使われている事ほど、濾過能力が強いフィルターです。
又、水の音や機械音がほぼしない為、音が気になる方や寝室に水槽を置きたいという方にもオススメですね!
出目金は泳ぎが得意な魚では無いなので、水流の強さには気を付けなくてなりません。
外部式フィルターの利点として水流を細かく調整出来るので、出目金が一生懸命泳いでいる仕草が見られたら水流を弱くしてあげましょう。
水温管理
出目金は幅広い温度で飼育する事が可能です。
水温は10℃〜28℃をキープすれば問題ありません。
出目金は水温が1℃でも生きる事が可能ですが、水温が10℃以下まで下がってしまうと全く泳がなくなってしまい、鑑賞するには物足りなくなってしまいます。
その為、水温が下がりやすい冬などはヒーターの取り付けがオススメで、15℃を下回らない様に設定をしましょう!
反対に水温が上がりやすい夏などは28℃以上になってしまうと弱ってしまうので、クーラーの取り付けを推奨します。
ライト
金魚の飼育でライトは無くても大丈夫と思われがちですが、ライトにはとても重要な意味があります。
人間の生活にも朝〜夜があるように、魚にもしっかりと明る時間と暗い時間を作ってあげる必要があり、ライト無しで飼育してしまうと体内時計が上手く働かず、弱ってしまう恐れがあるので注意が必要です。
ライトの照明時間は6時間〜8時間を目安に点灯させましょう!
ライトの点灯時間が長いとコケによる汚れの原因や、逆に出目金の体調を崩す恐れがあるので長時間の点灯はオススメしません。
フタ
出目金は遊泳力があまり無い為、水槽から飛び出してしまうといったトラブルは少ないですが、必ずしも飛び出さないとは限らないのでフタを取り付ける事をオススメします。
レイアウト

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出目金を飼育する上でのレイアウトは少し注意する点があります。
それは流木や岩の入れ過ぎです。
流木などが出目金の目玉に当たってしまうと、そこから傷が付き失明してしまう恐れがあります。
目が傷付いてしまうとそこから病気になってしまったり、失明から餌を食べれず餓死してしまう恐れがあるので注意が必要です。
その為、レイアウトを重視するよりも出目金の遊泳スペースを確保する方がとても重要になります。
レイアウトは極力シンプルにしましょう!
使う底砂はソイル以外であれば基本的に何を使っても問題ありません。
自分のイメージに合った底砂を選ぶといいですね!
ソイルを使わない方がいい理由としては、出目金は底砂を掘る習性がありソイルを掘り返してしまうと水が濁ってしまいます。
以上の理由によりソイルの使用はオススメ出来ません。
中にはベアタンクといって何も底砂を敷かない飼育もあり、そちらもフンや食べ残しが除去しやすく、水質環境も整えやすいのでオススメになります!
餌
ペットショップなどで販売されている金魚用の人工餌を与えましょう!
泳ぎが苦手な事からあまり軽すぎる人工餌だと、出目金が上手に食べる事が出来ないので、沈下性といって下に落ちる人工餌がベストです!
人工餌は基本的に金魚専用の餌を与えるようにし、餌を与える頻度は一日に2回〜3回程度、一度に食べ切れる量を目安に与えましょう。
混泳
出目金は泳ぎが得意な魚では無い為、泳ぎが得意な魚と混泳させてしまうと餌を先に食べられてしまい、痩せていってしまう事が多いです。
又、泳ぎが遅い事から他の魚に尻尾をかじられたりなどの問題もあるので、混泳には不向きとも言えます。
その為、基本的には同種で混泳か他の種の金魚との混泳がオススメです!
まとめ
以上、出目金の飼い方や注意点について解説しました!
出目金は飼育が簡単な為、定期的なメンテナンスをしっかりと行えば初心者でも簡単に飼育する事が出来ます!
是非、出目金の飼育に挑戦して自宅で癒されてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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