ヤモリを一度でも見た事があるという方はとても多いのではないのでしょうか?
家の外壁や窓などにくっついてる姿をよく見ますよね!
筆者も子供の頃は捕まえて、よく観察した記憶があります。
実際に近くで観察すると可愛らしい顔をしており、ペロっと舌を出す仕草もとても愛くるしいです(笑)
今回はそんなヤモリの飼育方法や注意点を詳しく解説します!
動画でも詳しく解説しているので、そちらも是非参考にしてみて下さい。
※リンクは記事の最後に貼ってあります。
ヤモリ
ヤモリは主に家の周りに生息している事が多く、都心部であればある程、生息数は多いと言われています。
反対に建物が少ない郊外では生息数が少なく、山や森などにはほとんど生息していません。
大きさは平均で10cm〜14cmまで大きくなり、体色は灰色の個体や褐色の個体がいます。
ヤモリの四肢には吸盤の様なものが付いており、ツルツルとしたガラス面などを簡単に登る事が出来ます。
食性
ヤモリの食性は動物食性で、主にクモやワラジムシ、ゴキブリなどの節足動物を食べて生活しています。
ヤモリを漢字にすると『家守』と書き、この名前の由来は家に住みついている害虫を食べる事から、この名前がついたとされています。
虫が嫌いな方には最高の味方ですね(笑)
尻尾が再生?
これは多くの方が知っていると思いますが、ヤモリは危険を感じると尻尾を自分で切断します。
この切れた尻尾は10分程度、不規則に動く事が出来る為、鳥や野良猫などの天敵から襲われた時の分身として役立っています。
又、切れた尻尾は再生する事が可能で、約3ヶ月程で再生します。
飼育方法
ケージ
ヤモリの飼育ではケージ選びがとても重要です。
それはヤモリが脱走名人だからです。
プラケースなどで飼育されている方もいますが、意外な隙間から逃げる事も多々あるので、ケージには少々お金を掛けた方が良いと筆者は思います。
今回は動画の方でも紹介している、爬虫類専用のゲージを紹介します。
オススメするケージは
『GEX グラステラリウム ナノ』
このケージは爬虫類飼育では一般的に使われているケージで、熱帯魚を飼育する水槽とは異なり、縦長のケージとなっています。
縦長になっている事で、登る事が得意な樹上性のヤモリやカエルなどの飼育に適しています。
特にヤモリは湿度がとても大切で、脱皮などをする際にある程度の湿度が無ければ脱皮に失敗して死亡してしまう事もあります。
しかし、このケージの特性として湿度を保つ事が出来る仕様となっており、ヤモリの飼育にとても向いています!
又、網目も細くなっており、ヤモリの餌となる昆虫なども逃げ出せない為、餌が飛び出す恐れもありません。
ケージに一工夫!
爬虫類専用のケージは爬虫類や餌となる虫が逃げ出さないような設計になっていますが、コード類を通す場所など微妙な隙間があります。
こういった隙間からも逃げ出す恐れがあるので、脱走を防ぐ為にも一工夫が必要です。
こちらは動画で詳しく解説しているので、そちらを見てみて下さい!
温度管理
ヤモリは20度〜28度ぐらいの気温が活発に動いてくれる温度です。
温度低い状態だと冬眠状態になり、全く動かなくなってしまいます。
鑑賞としては物足りなりなくなるので、爬虫類用のパネルヒーターを敷くか、室温管理で調整をしてあげましょう。
夏場も同様にクーラーで室温を20度〜28度の範囲で調整します。
飲み場も必要
意外と知らない方も多いですが、ヤモリは水を飲む生き物です。
爬虫類用の水飲み場が販売されていますが、ヤモリのフンや昆虫などが入ってしまうと水質が悪化してしまい、綺麗な水とは言えません。
又、水を毎日交換しなければいけない手間もあるので、霧吹きでケージ内を湿らす方法がオススメです!
霧吹きでケージ内を湿らす事で湿度も管理できる様になるので一石二鳥ですね!
餌
爬虫類専用の人工餌に慣れるヤモリもいますが、こういった個体はごく稀です。
その為、ヤモリの餌付けは基本的に活餌を与えてあげましょう。
活餌はペットショップなどで販売されている、コオロギやミルワーム、デュビアがオススメです。
餌の大きさはヤモリの頭の大きさの3分の1ぐらいの餌を与えてあげましょう。
大きすぎる餌には見向きもしない場合があるので、餌の大きさはとても重要です。
与える餌には必ず、カルシウムやビタミンD3などの栄養剤を追加で与えるようにしましょう!
特にヤモリは『くる病』という病気に掛かりやすく、このくる病はカルシウム不足から起きてしまう病気です。
くる病になってしまうと骨に異常が現れ、歩けなくなったり、餌を食べられなくなったりとの症状が出てしまいます。
一度この病気に掛かってしまうと、治療は困難で高確率で死んでしまうので、必ず栄養剤を添加しましょう!
レイアウト
レイアウトはあくまでも個人の好みですが、より良い環境を整えてあげる為にも参考にしてみて下さい!
・床材
床材は敷かなくても問題ありませんが、床材には消臭効果や保湿効果が期待出来ます。
又、床材を敷く事で自然っぽさを演出する事が出来るので個人的には敷く事をオススメします!
誤飲してしまう恐れもある為、必ず消化出来る天然の床材を使用しましょう。
・木や造花
こちらは100円ショップで購入出来る物で構いません。
ヤモリは夜行性の生き物でもある為、昼間などは木陰などに隠れて生活しています。
その為、木や造花がある事でヤモリの隠れ家を確保でき、ヤモリにストレスが掛からない飼育をする事が出来ます。
今回紹介しているケージの背面には木などを刺せる事が出来るので、レイアウトをしてみるのも飼育が楽しくなる一つの方法です!
上手く飼育出来なかったら?
これは採取したヤモリに多い問題ですが、餌を与えても全く食べない。という事に直面する場合があります。
こういったケースはヤモリが環境に慣れず、餌を食べる事を拒絶してる可能性が高く、そのまま餓死してしまうという事もあります。
餌を与えても3日間ほど食べていない場合は、そのまま飼育を続けても上手くはいかない事がほとんどなので、元いた場所に帰してあげるようにしましょう。
決して無理に飼育を続けない事がヤモリにとっての愛情だと筆者は思います!
まとめ
以上、捕まえたヤモリの飼育について解説しました。
捕まえたヤモリの飼育では餌や温度を徹底していれば、長く楽しめる事が出来ます!
又、脱走しない為の工夫も必要です。
是非、この記事や動画を参考にしてヤモリの飼育を楽しんで下さい!
捕まえたヤモリの飼育を動画でも解説しています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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