先日投稿したデバスズメダイの記事は読んでいただけましたか?
スズメダイと聞くと青色の魚を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
今回はご紹介するのは青色ではなく、白と黒のストライプが特徴的なリュウキュウスズメダイです!
しっかりと読んで他のスズメダイとの違いや特徴を覚えていって下さいね。
リュウキュウスズメダイとは
見つけたら幸運が訪れる!
名古屋港水族館のとある水槽にいる約300匹のミスジリュウキュウスズメダイ。
その中に1匹だけ。黒いスジが4本ある“ヨスジ”リュウキュウスズメダイがいる!https://t.co/yWYyvo2JRl#ぐるたび pic.twitter.com/62zaoquDIG
— ぐるたび編集部 (@gnavi_gurutabi) October 18, 2017
リュウキュウスズメダイはスズキ目スズメダイ科に属する小型の海水魚です。
名前の由来
沖縄や鹿児島方面でよく観察出来る事からリュウキュウスズメダイと呼ばれています。
確かに沖縄近海でダイビングをすると必ずと言っていいほど観察する事が出来ます。
分布的には和歌山県以南で観察出来るので、琉球限定という事ではないです。
英名ではWhitetail dascyllusと呼ばれています。
英名ではストライプではなく白い尾ビレに注目した様ですね。
ストライプの数で名前が変わる?
リュウキュウスズメダイは黒色のストライプの数によって種類分けされています。
2本のストライプならフタスジリュウキュウスズメダイ、3本ならミズジリュウキュウスズメダイ、4本ならヨスジリュウキュウスズメダイと呼ばれています。
種類としては分かれていますが、生態や飼育方法などは殆ど変わらないのでどの種を飼ってもこのページの内容を参考にしていただければと思います。
ちなみに……リュウキュウスズメダイに入っているストライプは縦縞ではなく横縞です。
縦縞(たてじま)や横縞(よこしま)と言うと普通はこれですが、魚の場合は頭から見て縦か横かで決まります。
なのでこの魚はタテジマキンチャクダイとなります。 pic.twitter.com/SGhwq7Mbmb— 洗濯機 (@gowadagowada) January 27, 2020
パッと見ると縦縞ですが、魚の縞は人間と同じ様に顔を上にした時にどの様に見えるかで決めているのです。
なので泳いでいる時に横にストライプのある魚は正式には縦縞、縦方向へのストライプは横縞となるのです。
文字に起こすと逆にこんがらがる人もいるかも知れませんね(笑)
大きさ
リュウキュウスズメダイは成長すると6〜8cm程まで成長します。
ミスジリュウキュウスズメダイがフタスジとヨスジに比べて、ひと回り大きくなる傾向にあります。
寿命
リュウキュウスズメダイの寿命は4年前後と言われています。
病気になりにくい事で知られており、比較的に飼育が簡単なので長生きさせてあげましょう!
性格
リュウキュウスズメダイの性格は少し気が強めです。
やはりスズメダイの血筋といったところでしょうか?
ただしライブロックやサンゴ礁などの隠れ場所がないと落ち着かない一面もあるので、少し臆病とも言えます。
著者の感覚ではフタスジやヨスジに比べて、ミスジリュウキュウスズメダイは体が大きいので気が強い傾向にある様に感じます。
穏やかな性格のスズメダイなど他のスズメダイが気になる方はこちらをチェックして下さい!

購入
リュウキュウスズメダイは通販でもアクアショップでも購入する事が出来ます。
ネット購入の場合は1匹あたり500円程で、アクアショップの場合は600〜700円程で販売されています。
リュウキュウスズメダイは比較的丈夫なので日数のかかるネット購入の場合でも元気な状態で手元に届く事が多いです。
リュウキュウスズメダイを飼育してみよう
ではここからはリュウキュウスズメダイの飼育方法について解説していきます。
気が強いけど隠れ場所がないと怯えてしまうといった、ちょっと気難しい性格に合わせた水槽作りが上手に飼育するコツですよ!
飼育アイテムを揃えよう!
さてまずは飼育アイテムからみていきましょう!
リュウキュウスズメダイの飼育に必要なアイテムは以下の通りです。
・水槽
・ろ過装置
・ヒーター
・クーラー
・ライブロック
・底砂
・人工海水のもと
・エサ
上記のアイテムは他の海水魚の飼育でも使用する基本アイテムです。
基本的なアイテムがあれば問題なく飼育する事が出来るのは初心者にとって嬉しい事ですよね!
もっと詳しく知りたい方はこちらのページにまとめていますので参考にして下さい!

水槽サイズ
性格のコーナーでもお話しした通り、リュウキュウスズメダイは隠れ場所が必要です。
その為、ライブロックをしっかりと組めるスペースが取れる60cm以上の水槽がオススメです。
ペアのみでの飼育であれば30cm水槽でも大丈夫ですが、水槽サイズが小さいと水質悪化を起こしやすいので大きめの水槽が良いでしょう。
水温
リュウキュウスズメダイの適正水温は25度前後です。
丈夫な事で有名なリュウキュウスズメダイですが、ヒーターとクーラーを導入してしっかりと水温管理をしてあげましょう!
混泳
リュウキュウスズメダイの混泳については少し注意が必要です。
気が強い一面をもつ為、自分よりも小さい魚をいじめがちです。
個体差もありますが結構追いかけます。
逆に自分よりも大きい種には殆ど手を出さないので、混泳させる場合にはリュウキュウスズメダイより大きい海水魚が望ましいです。
同種との混泳
リュウキュウスズメダイは成長すると気が強いことに加えて、縄張り意識が強くなります。
同種に対しては特に敵対視するようなので、基本的にはペア以上の複数飼育は避けましょう。
自然界では群れを作ってサンゴ礁に生息しているので、大きな水槽であればペア以上の複数飼育をしてみても良いかも知れません。
以前150cmの水槽でリュウキュウスズメダイを沢山飼育した事がありますがその際は問題なく飼育する事が出来ました!
エサ
リュウキュウスズメダイは人工エサでも生エサでも良く食べてくれます。
こだわる必要はないのでアクアショップやホームセンターなどで見つけた物を買うという方法で構わないです!
そんな事言われても初心者だからわからない!という方は「おとひめ」というエサを買っていただければ問題なく飼育する事が出来ますよ!
まとめ
いかがでしたか?
今回はリュウキュウスズメダイについて解説してみました。
海水魚では意外と貴重な白色の体色をもっている魚です。
体はとっても丈夫なので、ちょっと気難しい性格と上手く付き合って飼育して頂ければと思います!
最後までご愛読いただきありがとうございました!
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