ロイヤルグラマは黄色と紫の2トーンカラーが特徴的な海水魚です!
海水魚が販売されているペットショップなどではよく販売されており、フラ〜っと水槽を見ていると立ち止まってしまうほど目立つ存在です。
今回はそんなロイヤルグラマの飼育方法や注意点について解説していこうと思います!
ロイヤルグラマ
ロイヤルグラマはスズキ目・グランマ科に属する海水魚で、映画『ファインディング・ニモ』にも登場している人気のある海水魚です!
グランマ科と属している事からロイヤルグランマとも呼ばれていますが、ショップによってはロイヤルグラマやロイヤルグランマと名前が違います。
どちらも同じ種類なので混同しないようにしましょう。
体長は最大で8cm程までしか成長しないので、小型水槽でも飼育出来るのも人気の理由の一つですね!
分布
ロイヤルグラマはカリブ海、西太平洋が主な生息地でどちらも南国のように水温が高くなく、平均水温が約23度の海域に生息しています。
似た魚がいる?
バイカラードッティーバック pic.twitter.com/c9lYwj18JV
— KYABETSU (@BirdEaterN) August 9, 2018
ロイヤルグラマの他に黄色と紫の2トーンカラーをしている海水魚が存在し、バイカラードッティーバックという魚はロイヤルグラマと非常に似ています。
このバイカラードッティーバックはスズキ目・メギス科に分類されている為、全く別の種類の魚になるので注意が必要です。
色合いや姿がとても似ている2種ですが、若干の違いがあります。
・色の分け目
ロイヤルグラマの分け目がクッキリとした分け目では無いのに対し、バイカラードッティーバックはクッキリ色が分かれている。
・目
ロイヤルグラマの目の上にはアイラインの様な線が入ってるのに対し、バイカラードッティーバックには線が入ってない。
大まかな違いはこの2つになりますね!
パッと見るとほとんど同じ様な魚に見えますが、この2つの変化を見ると、違いがよく分かるので機会があったら見比べてみると面白いかもしれません!
価格
ロイヤルグラマは海水魚の中でも少し価格が高い部類に入ります。
ショップやネット通販で販売されていますが、おおよそ5000円前後で販売しています。
飼育方法
水槽
最大体長が8cm程度の為、45cmの小型水槽でも飼育が可能です。
しかし、ロイヤルグラマは水質変化に敏感な魚なので、小型水槽で飼育するのは若干のリスクがあります。
飼育に慣れている方は問題ありませんが、まだ慣れていない方は避けた方が無難です。
その為、60cm以上の水槽であればある程度の水量も確保されるので、最低でも60cm以上の水槽で飼育しましょう。
濾過システム
先ほども解説しましたが、ロイヤルグラマは水質に敏感な種類です。
その為、濾過能力が強い濾過システムを準備する必要があります。
そこでオススメなのがオーバーフローシステムです。
オーバーフローシステムは他の濾過システムと比べて価格が高い難点がありますが、水質をより維持する事が出来るオーバーフロー水槽という濾過システムをオススメします。
オーバーフロー水槽とはメインの水槽と別に濾材を入れる為の濾過槽があるシステムです。
水槽とフィルターが一体型になっているイメージですね。
オーバーフロー水槽にする事により、飼育には欠かせないバクテリアを他のフィルターと比べて多く棲みつかせる事が出来る為、水質を維持する事が出来ます。
それに加えて濾過槽に入る分の水量もある為、総水量が圧倒的に増え、水質が悪化しにくくなり、アンモニアなどの有害物質も蓄積されにくくなるメリットがあります。
水質が不安定な状態だと病気になってしまう恐れがある為、水質を維持する事を心がけましょう!
水温
ロイヤルグラマの生息している平均水温は23度ですが、他の種とも混泳させる場合は若干水温を上げる必要があります。
一般的な海水魚飼育では25度前後を保つ為、飼育する際はこの水温を保つのがベストです。
その為、ヒーターとクーラーの設置が必須になります。
クーラーとヒーターはそれぞれ温度設定が出来るので、クーラーは26度、ヒーターは24度で設定すると25度前後を保つ事が出来ます!
餌
人工餌には抵抗がないので餌付けで困る事はありません。
ロイヤルグラマは自然界において、口に入るサイズの小魚やエビやカニを捕食しています。
その為、動物性の人工餌を与える必要があります。
動物性の人工餌は一般的にどこのペットショップで販売しています。
オトヒメやメガバイトレットがオススメになり、どちらも餌のサイズがあるので口に入るサイズを選んであげましょう!
♪キョーリン 【メガバイトレッドS】動物食・雑食性海水魚エサ http://t.co/H9NHySlelA pic.twitter.com/Ysm8XSngFy
— 熱帯魚野郎@相互の輪 (@nettaigyo0000) April 8, 2015
基本的にはSサイズを与えて問題ありません。
レイアウト
ロイヤルグラマは非常に臆病な魚の為、ライブロックを組んで隠れ家を作る必要があります。
自然界では岩陰や岩のくぼみに身を潜めているので、そういったレイアウトを意識してあげましょう。
混泳
同種混泳
基本的には同種との混泳は縄張り争いが起きる為、同種との混泳は避けましょう。
ペアであれば問題ないので、もしペアで飼育したい場合はショップの店員に性別を教えて貰いましょう!
他種混泳
臆病な性格から気性の荒い魚との混泳は向いていません。
特にスズメダイの仲間は気性の荒い種類が多いので注意が必要です。
スズメダイの中にも気性が比較的穏やかな種類もいるので、性格をリサーチしてから混泳させましょう。
スズメダイの種類や飼育については別の記事で詳しく解説しているので、そちらも是非参考にしてみてください!

病気
ロイヤルグラマの掛かりやすい病気は松かさ病と白点病です。
・松かさ病
松かさ病とは鱗が逆立ってしまう病気で、原因としては体力低下や水質環境が挙げられます。
万が一、松かさ病になってしまったら体力を上げる必要があり、体力を上げるのに食が最も重要となります。
基本的には人工餌を与えて飼育しますが、松かさ病になってしまったら人工餌から生餌に変えてあげましょう。
生餌は冷凍ブラインシュリンプなどがオススメで、餌の頻度や量を少し増やしてあげる事で体力が戻っていきます。
水質環境は主に換水不足や水槽内の水の淀みが原因として挙げられます。
換水は定期的に行い、水槽内の水の淀みは水流ポンプなどを使って水槽内全体に水が回るようにしましょう!
・白点病
白点病については別の記事で詳しく解説しているので、そちらを是非参考にしてみて下さい。

まとめ
以上、ロイヤルグラマの飼育方法や注意点について解説きたした。
水槽に1匹いるだけでも見栄えする事間違いなしの海水魚です!
同種との混泳や隠れ家を作ってあげるようにレイアウトを意識してあげれば、初心者でも問題無く飼育する事が出来ます。
是非、ロイヤルグラマの飼育に挑戦してみて下さいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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