ポリプテルス・エンドケリーは大型の淡水魚の中でも人気のある種で、水槽内にまるで龍が泳いでいるかの様な見た目をしております。
古代魚に分類される事もあり、飼育の難易度はどれ程のものか?気になる方も多いと思います。
今回はそんなポリプテルス・エンドケリーの飼育方法や注意点などを詳しく解説していこうと思います。
ポリプテルス・エンドケリー
ポリプテルス・エンドケリーはおよそ1億1000年〜3億6000年前から出現した古代魚です。
約3億年前からその姿は変わっていないと言われており、外敵から身を守る為の強靭な鱗や独特な背鰭が備わっています。
大きさ
ポリプテルス・エンドケリーは最大で70cm程度まで成長しますが、基本的に飼育下では40cm程度で成長が止まる事が多い為、意外と大きな水槽設備が必要ありません。
水槽設備については後ほど解説しますね!
寿命
ポリプテルス・エンドケリーの寿命は約10年程です。
基本的に病気などにはなりにくく、水質変化にも耐性がある為、10年飼育する事は割と簡単です。
その為、一度飼育を始めたら10年は共に過ごす事になるので、飼育する前にしっかりと最後で飼育出来るかを考えてみましょう。
飼育方法
ポリプテルス・エンドケリーの飼育に必要な水槽用品は以下の通りです。
・水槽
・フィルター
・ヒーター
・ライト
・フタ
最低でもこのセットがあれば飼育は可能になります。
水槽
先ほども解説しましたが、飼育下では40cm程度で成長が止まる事が多い為、最低でも90cmの水槽であれば飼育は可能になります。
多頭飼いや他の種との混泳によっても水槽のサイズは変わりますが、ポリプテルス・エンドケリー単体で飼育するのであれば90cm水槽で問題ありません。
又、ポリプテルス・エンドケリーは泳ぐというよりかは、底面でジッとしている魚なので、泳ぐスペースというのはそこまで確保しなくても大丈夫です。
フィルター
ポリプテルス・エンドケリーは餌をよく食べ、排泄もよくする魚なので、水を汚しやすい傾向があります。
その為、なるべく濾過能力が強いフィルターを選ぶのが適しています。
理由としてはより良い水質環境で育てる事で健康に育てる事が可能になり、病気などの予防になる事が挙げられます。
そこでオススメするのが外部式フィルターになります!
外部式フィルターは水質維持が大事と言われている水草の育成にも使われている事ほど、濾過能力が強いフィルターです。
又、水の音や機械音がほぼしない為、音が気になる方や寝室に水槽を置きたいという方にもオススメですね!
水温管理
水温は比較的高温を好む為、25度〜28度前後が適温となります。
反対に20度を下回るような低水温にはとても弱く、水温が低くなると最悪の場合死んでしまう事もあります。
その為、ヒーターの取り付けが必須となります。
冬の時期など気温が下がり易い季節は必ずヒーターを取り付けてあげましょう。
次に夏の時期などの気温が上がり易い時期についてですが、流石に水温が30度を超える様な環境ですと、いくら高温を好むと言っても弱ってしまいます。
水温が30度以上を超える環境であれば水槽用のクーラーを取り付けるか、室温が30度以上を超えない様に室内温度を管理する様にしましょう。
水槽用のクーラーは決して安い物では無いので、初期投資を抑えたい方は室温で管理する事をお勧めします。
ライト
ポリプテルス・エンドケリーは夜行性です。
その為、明るい環境というのをあまり好まず、暗い環境の方がイキイキとします。
筆者の経験からするとライトは必要無いと思いますが、鑑賞するのに暗すぎるという方はライトを設置しても問題ありません。
しかし、長時間ライトが付いている環境はストレスを与えてしまうので、ライトを付ける際は6時間前後を目安に点灯させましょう。
フタ
ポリプテルス・エンドケリーを飼育する上で一番欠かせないのがフタです。
それは何故かというと飛び出し事故が非常に多いからです。
ポリプテルスの習性から驚いたり、水面に餌があると勘違いすると物凄い勢いで水槽から飛び出してしまいます。
又、フタすらを突破するほどパワーがあるので、フタの上に重石などを乗せるようにしましょう。
餌
餌は基本的にポリプテルス専用の人工餌を与えれば問題ありません。
生きた餌を与えないと弱るなどの情報がありますが、私は人工餌のみで10年近く飼育しており、特に病気ならずに状態はとても良いので、人工餌のみでも問題無いと思います。
ただ、肉食魚の飼育の醍醐味として、迫力ある食事シーンを見たいという方もいらっしゃると思うので、生きた餌を与えたい方は与え頂いても問題ありません!
ペットショップでメダカや小赤などが餌として販売されているので、そちらを与えるのがベストになります。
まとめ
以上、ポリプテルス・エンドケリーの飼育方法や注意点について解説しました。
ロマン溢れる古代魚を飼育してみたいという方は古代魚の入門とも言われているポリプテルス・エンドケリーをお勧めします!
水質変化にも耐性がある為、飼育難易度は低く、簡単に長期飼育をする事が出来ます。
一番多いとされる死因の飛び出し事故には必ず気を付けて、ポリプテルス・エンドケリーの飼育を楽しんで下さいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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