熱帯魚は観賞魚やインテリアの一部として楽しむ方もいれば、ペットとして可愛がる方もいたりと色々な楽しみ方がありますよね。
今回はペットとしてオススメの熱帯魚の紹介から、飼育方法までをランキング形式で解説していきたいと思います。
はじめに
熱帯魚は種類にもよりますが、人に懐く習性があります。
これは熱帯魚をペットとして飼っている人にとって重要なポイントではないでしょうか。
餌を与えるときなどに集まってきたりする光景はとても可愛らしいですよね。
犬や猫を飼うのはハードルが高くても、導入しやすい熱帯魚なら飼育出来るという方も多いと思います。
熱帯魚は懐くのか
熱帯魚は人間に対してかなりの警戒心を持っているので、はじめは中々懐いてくれません。
なぜなら熱帯魚がお家などの水槽に導入されるまでにはかなりの工程があるんです。
水槽に導入されるまで
まず、一般的に熱帯魚といわれている魚のほとんどが海外の池や沼、川などに生息していますが、主に現地の業者や漁師などによって捕獲されます。
次に船や飛行機、車などで運搬されたのちに、私たちもよく目にするショップなどで販売されることがほとんどなので、人間に対して警戒心を持つのは当然ですよね!
この工程はブリード個体とワイルド個体でかなり差がありますが、ワイルド個体の方が警戒心が強い傾向があります。
そんな警戒心をもった熱帯魚達も時間を掛け、餌を与えたり可愛がってあげることで徐々に警戒心がなくなっていきます。
さらに慣れてくると熱帯魚は人が近づいてくると餌がもらえることを学習するので、近づくと水槽の上の付近で口をパクパクさせたりと可愛い仕草を見せてくれます。
ペットとしてオススメの熱帯魚ランキング
どの熱帯魚もペットとして飼育出来ますし感じ方は人それぞれですが、今回は著者が飼育した中でも特に人に懐きオススメな熱帯魚ベスト3を解説したいと思います。
第3位 パロットファイヤー
パロットファイヤーという熱帯魚は野生には生息しておらず、フラミンゴシクリッドとシンスピルムという熱帯魚を掛け合わして人工的に作られた魚です。
見た目もユニークで特に口がおちょぼ口で愛嬌があります。
赤い体色の個体だけでなく紫や青、黄色に着色された個体もいるので少し変わった熱帯魚を飼育したいという方にオススメ出来ます。
餌
人工飼料は与えればなんでも良く食べます。
熱帯魚の中でもかなり食欲が強いので餌付けに苦労することはまずないでしょう。
注意する点
パロットファイヤー同士であれば問題ありませんが、他種とは激しく争うので混泳には注意しましょう。
第2位 ドワーフスネークヘッド
主に東南アジアなどに生息しており、その見た目や頭の形、動きが蛇に似ていることからこの名が付けられました。
種類によってその大きさには差がありますが、小型の種で20cmほど、大型の種で100cmほどになります。
今回ご紹介するドワーフスネークヘッドはスネークヘッドの中で小型な上に色彩も綺麗なので、大型の水槽を用意する必要もなく導入しやすいという点からもペットとしてオススメ出来ます。
餌
餌は人工飼料や活き餌どちらでも大丈夫ですが、個体によっては人工飼料を食べないこともあるので、ショップなどで購入するときは人工飼料を食べるかどうか確認しておくと良いと思います。
活き餌を用意出来る方はメダカや小赤などをメインにバランスよく与えると良いですよ。
注意する点
飼育するときに注意する点は、水槽から飛び出さないようにすることです。
ドワーフスネークヘッドは水面の餌を勢いよく食べるために水面に向かってジャンプする習性があるので、水槽に蓋をしていないと飛び出してしまい気が付くのが遅くなってしまうと干からびて死んでしまいます。
pick up!!
飛び出す力もかなり強力で蓋をしてもスネークヘッドの力の方が強ければ蓋をずらしてしまうのと、少しでも隙間があるとそこから飛び出してしまうので、飼育するときは水槽に隙間なく蓋をして上から重しなどを置きましょう。
飛び出しにさえ気を付ければ飼育も容易ですぐに餌も覚えますし、何と言っても肉食魚ならではの迫力がオススメの理由と言えます。
フィルター部分の僅かな隙間から飛び出すところを見たことがあります。
直ぐに気付いたので救助することが出来ました!
第1位 ミドリフグ
生えある第1位はミドリフグです!!
オススメの理由はなんといってもこの可愛いらしい見た目です。
ぷっくり太ったまんまるの体に可愛らしい目、口元もどこか笑顔のようでとっても可愛らしいですよね。
熱帯魚の中でもかなり人気の種で、ショップなどに行けばミドリフグ専用の飼育セットやキーホルダーなどが販売されているほど人気があります。
餌
基本的には人工飼料は食べない個体がほとんどなので、餌は冷凍赤虫を与える必要があります。
現在では各メーカーからミドリフグ専用餌が販売され、だいぶ人工飼料でも食べる個体が増えてきていますが、それでも食べない個体は食べません。
注意する点
可愛い見た目とは裏腹に性格は獰猛(どうもう)で、ミドリフグ以外の熱帯魚とは基本的には混泳出来ません。
フグ全般に言えることですが、肉食質で好奇心旺盛なところがあるので、他の魚のヒレやエビなども食べてしまいます。
飼育難易度も少し高めで、淡水と海水が混ざった汽水域に生息しているため飼育水は人工海水の素を溶かしたものを使用する必要があります。
pick up!!
ミドリフグは成長すると海水でも飼育が可能になるので、ミドリフグがカクレクマノミやナンヨウハギといった人気の海水魚と一緒の水槽で飼育することも夢ではありません!
ただし性格は獰猛なので混泳させるときは、隠れ場所を多く作ってあげたりミドリフグが襲いそうな生体との混泳は避けましょう。
まとめ
熱帯魚は犬や猫みたいに飼い主に対して愛情を振りまいてくれたり、家族の一員までとはいかないかもしれませんが、熱帯魚にも1つの小さな命が宿っていて犬や猫と変わらずペットとして飼育出来ます。
選ぶ種類や飼い方によって一層愛着が湧くので是非参考にしてみて下さいね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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