淡水水槽を始めようと思った時、皆さんは何の生物を導入しますか?
殆どの淡水水槽で活躍してくれて、初心者の方でも簡単に飼育出来る生き物がいたら嬉しいですよね?
今回はそんな願いを叶えてくれる生き物を紹介していきたいと思います。
その生き物の名前はミナミヌマエビです!
知れば知るほど飼育に向いている事がわかる生き物なので、しっかりと読んで水槽に導入して下さいね!
ミナミヌマエビとは
ミナミヌマエビはヌマエビ科ヒメヌマエビ亜科カワリヌマエビ属に属する淡水生のエビです。
大きさ
ヤマトヌマエビは成長すると2〜3cm程まで成長します。
基本的にメスの方が大きくなります。
その為オスの最大は2cm程、メスの最大は3cm程と差があります。
同じく観賞用に飼育されることの多いヤマトヌマエビと比べるとかなり小柄な種ということがわかります。
ヤマトヌマエビについてはこちらをご覧ください。

寿命
ミナミヌマエビの寿命は1年前後です。
観賞魚の中では比較的短命と言えますが、その分繁殖力が強いです。
また種としては非常に丈夫なので初心者の方でも簡単に飼育する事が出来ます。
性格
ミナミヌマエビは基本的には温厚です。
雑食のため、弱った小魚を襲う事がたまにありますが基本的に混泳には向いていると言えます。
購入
ミナミヌマエビは通販でもアクアショップでも購入する事ができます。
価格は1匹あたり40〜50円程度で販売されています。
また殆どのショップでまとめ売りをしており10匹で300円程度で購入できる店舗もあります。
人気の種で流通量も多いので手に入れることに苦労はしないでしょう!
通販での購入も可能です。
通販の場合、ミナミヌマエビだけだと安すぎるため水草などとセットで販売されている場合が多いです。
みなさんのニーズに合ったセットを探して下さいね!
ミナミヌマエビを飼育してみよう!
ミナミヌマエビの基本情報は覚える事ができしたか?
ここからは飼育方法について解説していきたいと思います。
飼育アイテムを揃えよう!
というわけで水槽セットを買ってきました。まぁ、一人暮らしで水槽台を新たに置くスペースが無いから、標準より小さいけどね。 pic.twitter.com/scR8UqNn6i
— 白坊ちゃん (@white17th) October 5, 2014
ミナミヌマエビの飼育に必要なアイテムは以下の通りです。
・水槽
・ろ過装置
・ヒーター
・クーラー
・エアー用品
・底砂
・エサ
上記のアイテムは他の淡水魚の飼育でも使用する基本アイテムです。
基本的なアイテムがあれば問題なく飼育する事が出来るのは初心者の方からすると、とても嬉しい事ですよね!
水槽サイズ
基本的にどんなサイズでも飼育が可能です。
部屋の空きスペースに置くために小さい水槽で飼うのもよし、水草と一緒に大きな水槽で飼うのもよしなのでご自分に合った水槽サイズを選びましょう!
個体数にあった水槽サイズを選ぶ事とヒーターなどの器具が取り付けられるかどうかだけは確認してくださいね!
水温
ミナミヌマエビの最適温度は25度前後です。
比較的水温変化にも強いので20〜28度であれば問題なく飼育が出来ます。
混泳させる魚の最適水温に合わせるのが良いでしょう!
小さな水槽で飼育する場合にはヒーターが水面から出ないように気を付けましょう!
ヒーターが作動している状態で長時間水面から出ていると火花や火事の原因になってしまいます。
水面ギリギリの場合は蒸発によって知らぬ間にひょっこり・・・なんてパターンもあるので水底付近に寝かせるのがベストです!
エサ
ミナミヌマエビは雑食の為、なんでも食べてくれます。
アクアショップで販売されている物はもちろんですし、他の魚用のエサでも問題ありません。
最近だと100円ショップでもエサが手に入るので、手に入れやすいものでOKです。
エサ不足になると水草をかじったり、弱っている小魚を狙ったりするのでしっかりとエサを与えましょう。
雑食のお陰で水槽が綺麗に保てる?
ミナミヌマエビは水槽のお掃除屋さんとしても有名です。
水槽内に生えてきた苔を食べてくれるので、ミナミヌマエビを導入すると苔予防に効果を発揮してくれます。
ただヤマトヌマエビに比べると苔予防の効果は少ないので、苔対策のつもりで導入する場合にはヤマトヌマエビを追加しましょう。
また生物の死骸や自分自身の脱け殻も御構い無しに食べるので、死魚が浮いていて見栄えが悪くなる事も少なくなるでしょう!
上記の働きっぷりからミナミヌマエビを主役ではなく水槽維持の補佐役として導入する人が多いです。
淡水水槽だとミナミヌマエビの他にオトシンクルスやカマカツなどがタンクメイトとして有名です。
混泳
性格やタンクメイトコーナーでもお話しした通り、ミナミヌマエビは混泳に向いています。
むしろ淡水水槽には欠かせない生き物と言っても過言ではないです!
勿論ではありますが、エビを好んで食べる生物とは混泳できないので気を付けましょう。
またヤマトヌマエビとの混泳は体格の違いから空腹時に襲われてしまう可能性があるので、あまりオススメしません。
ミナミヌマエビ全然増えないと思ったら、この水槽にヤマトヌマエビ混ぜてたの忘れてたw
別の水槽にうつそ·····(><) pic.twitter.com/qR8xyPDPV9
— 飼い主 (@happy___mama) June 12, 2022
同種との混泳
ミナミヌマエビ同士の混泳は問題なくできます。
30cm水槽で20匹ほど飼育していますが、喧嘩や共喰いは全くありません。
ミナミヌマエビの繁殖
ミナミヌマエビを飼育していると意外と簡単に抱卵します。
ヤマトヌマエビの子供が汽水もしくは海水を必要とするのと違い、ミナミヌマエビは通常の淡水で成長してくれるので飼育下でも簡単に成長します。
むしろ気付かぬうちにどんどん増えていってしまうこともあるレベルで繁殖します。
当然産まれたては非常に小さく、エンゼルフィッシュなどの格好のエサになってしまうので水草などを入れて隠れ家を作ってあげると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は淡水水槽の働き者であるミナミヌマエビについて解説してみました!
観察して楽しいのはもちろんですし、安価、働き者、エサに困らないなどメリットばかりの生き物です!
初心者の方はもちろん、すでに水槽をやっている方もぜひ導入してみて下さい。
最後までご愛読いただきありがとうございました!
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