こんにちは!
今回は不思議な色合いで人気のあるマンダリンフィッシュについて紹介していと思います。
マンダリンフィッシュは見た目の可愛さとは裏腹に飼育が難しいことでも有名です。
初心者の方というよりも、中級者や上級者向けの種となっています。
ただコツさえ掴めば初心者の方でも長期飼育が可能なので読み込んで飼育してみて下さいね。
マンダリンフィッシュとは
マンダリンフィッシュはスズキ目ネズッポ科コウワンテグリ属に海水魚です。
アクアリスト以外に、ダイバーからも高い人気があります。
ダイバーは動きの早いお魚よりも、カラフルで動きのゆっくりな魚を好む傾向があるので、まさにマンダリンフィッシュはどストライクということになります。
名前の由来
次はマンダリンフィッシュの名前の由来について解説していきます!
「マンダリン」とは西洋人が中国やベトナムの官僚を呼ぶ際に使った言葉とされています。
そして官僚が着ていた衣装が色鮮やかだった事が名前の由来とされています。
またマンダリンフィッシュは和名ではニシキテグリと呼ばれています。
(ダイバーの間ではニシキテグリで呼ばれていることが多いです。)
ニシキテグリを漢字で書くと『錦手繰』となります。
『錦』は色鮮やかな体色、『手繰』は網を手繰る底引き網漁でよく取れる事が由来すると考えられているそうです。
大きさ
マンダリンフィッシュは大きくなっても8cm程度です。
大きくなりすぎない海水魚なので、大きい水槽を置けないという方にもオススメ出来る種ですね!
寿命
マンダリンフィッシュの寿命は約10年程です。
10年は海水魚の中でも寿命の長い部類に入ります。
飼育環境によっては10年以上生きてくれる個体もいるので、長い付き合いを覚悟して飼育を始めましょう!
性格
マンダリンフィッシュは非常に大人しい性格をしており、他の魚をいじめたりするという事はほぼありません。
反対に臆病すぎる個体もいるので、場合によってはライブロックに隠れてしまい、中々姿を見れないといった事も多々あります。
購入
ニシキテグリという美しい魚 pic.twitter.com/q3JYOzWOfY
— あき (@akira1027_photo) January 31, 2021
マンダリンフィッシュは大体1000円〜2000円程度で販売されています。
流通量は少なく、ショップで見かける事は難しいため店頭での入手は難しいかもしれません。
しかし、ネット通販では意外と簡単に入手出来るので、近くのショップで販売されていないな場合はネット通販での購入がオススメです!
マンダリンフィッシュを飼育してみよう!
ここからはマンダリンフィッシュの飼育方法について解説していきたいと思います!!
特にエサの項目については必ず目を通して下さいね!
飼育アイテムを揃えよう!
・水槽
・ろ過装置
・ヒーター
・クーラー
・エアー用品
・底砂
・ライブロック
・エサ
上記のアイテムは他の海水魚の飼育でも使用する基本アイテムです。
基本的なアイテムがあれば問題なく飼育する事が出来るのでチャレンジしやすい種と言えますね。
海水水槽の詳しい立ち上げ方についてはこちらをご覧下さい。

水槽サイズ
錦手繰
(2020.08.19 東海大学海洋科学博物館にて撮影)#東海大学海洋科学博物館 #ニシキテグリ pic.twitter.com/GV9qtoPDhr— 塩ら~めん (@shioramen8446I) August 20, 2020
マンダリンフィッシュは大きくなっても8cm程度なので、単独飼育であれば30cm水槽でも飼育が可能です!
30cm以上の水槽でも飼育は可能なので、水槽のサイズにとらわれないのもマンダリンフィッシュの飼育のメリットですね!
水温
マンダリンフィッシュは暖かい海域に生息している生き物なので水槽内も他の海水魚飼育よりも、少し水温を高く設定する必要があります。
マンダリンフィッシュの最適水温は27度前後なのでしっかりとキープできるようにしましょう。
水温を維持する為にはクーラーやヒーターの設置が必須となります。
水温維持の為の設定方法を詳しく解説してみましょう。
例えば水温を27度にしたい場合はクーラーの設定温度は28度、ヒーターの設定温度を26度に設定する事で27度前後の水温を保つ事が可能です。
初心者の方でよくやってしまうトラブルとしてはクーラーとヒーターの設定温度を同じ温度で設定してしまうといった事があります。
確かに一定の水温をキープする事が出来ますが、これをやってしまうと常に両方が稼働してしまい、器具の故障にも繋がるので注意しましょう!
混泳
性格のコーナーでもお話した通り、マンダリンフィッシュから他種を襲うことはありません。
その為、大半の海水魚と混泳が可能です。
注意しないといけない事は混泳相手の性格です。
マンダリンフィッシュは素早く泳ぎ回るのが苦手の魚なので、気性の荒い種に追いかけ回されると逃げ切れずに怪我をしてしまう可能性があります。
混泳相手の性格を調べてから混泳させるようにしましょうね。
同種との混泳
同種同士の混泳は多少の小競り合いはあるものの、大きな怪我をしたりするような事は発生しにくいので可能と言えるでしょう。
導入直後はエサが両方に行き渡っているか確認するようにしましょう!
エサ
マンダリンフィッシュの飼育ではこの餌付けが肝となります。
この餌付けを理解していないと、飼育が長続きしないので注意しましょう!
自然界に生息しているマンダリンフィッシュは主にゴカイ類や小型の甲殻類を捕食しています。
その為、飼育下でも自然界と同じような餌を与えないと食べてくれません。
事実、マンダリンフィッシュの飼育に失敗したという方のほとんどは餓死が原因で死んでしまうケースが多いですね。
この餓死は人工餌を与え続けた方によくあるトラブルなので、人工餌は基本的に食べないという事が分かります。
では、どういった餌を与えたらいいのか?
自然界でマンダリンフィッシュが捕食している生き物からみると、甲殻類などが非常に有効になります。
ペットショップでも冷凍されたブラインシュリンプなどが販売されているので、そちらを与えるようにしましょう!
餌を与える頻度は一度に沢山与えるのでは無く、一日に4回程度に分けて与え、食べ切れる量を与えるのがコツです。
冷凍ブラインシュリンプは生餌に分類され、食べ残しが残ってしまうと水質悪化の原因となるので与えすぎは禁物です。
まとめ
以上、マンダリンフィッシュの飼育方法や注意点について解説しました。
マンダリンフィッシュは体色が鮮やかで、見た目も可愛いので人気の海水魚の一つです。
場所をとらない小型水槽でも飼育出来る大きなメリットがあり、手軽に飼育を始められますね!
マンダリンフィッシュの飼育で必ず気をつけなくてはいけない事は餌付けです。
これさえ注意すれば初心者の方でも問題無く飼育出来るので、是非マンダリンフィッシュの飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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