水槽を楽しんでいく上で切っても切り離せないのがコケですね。
筆者の勝手な見解になりますが、水槽をやっている方の多くは汚れ始めたら綺麗にしてあげようという方が多いと思います。
しかしコケを取って綺麗にしても、1週間後にまた汚くなっているというのは初心者にありがちな事です。
2週間、3週間綺麗に保っている水槽もあれば、1週間で汚くなってしまう水槽があるのは事実で、それには水槽の維持の仕方に大きな違いがあるという事です。
今回は綺麗に水槽を保つ為の方法や対策を解説していきたいと思います。
コケについて
コケと一概にいってもいくつかの種類があるのをご存知でしたか?
コケの種類によって対処や予防方法が変わりますので、それぞれの対応を解説します。
茶ゴケ
最も出やすいコケであり、悩ませられるコケがこの茶ゴケになります。
ガラス面や砂の上、ライブロックに付着し、名前の通り茶色のコケはこのコケの事を指します。
対処
ガラス面に付着した茶ゴケはメラミンスポンジやスクレーパーで簡単に取る事ができますが、放っておくとコケがどんどん硬くなり取り除くのが面倒になるので、早めに掃除する事をオススメします!
ライブロックに付着した茶ゴケはブラシで簡単に取れます。
ライブロックを掃除する注意点としては、真水で洗わない事。
真水で洗ってしまうと、ライブロックに住み着いているバクテリアが死んでしまい、ライブロックの機能が失われてしまいます。
ライブロックを傷つけずに洗う方法は飼育水を使い、乾燥させないようにしながら、ブラシなどで優しく擦ります。
ブラシなどが身近にない場合は、歯ブラシを使うと良いですよ!
ただし、歯磨き粉が付いていない物を使って下さいね。
強く擦ってしまうとバクテリアごと取れてしまうので、注意して下さい。
予防
予防方法はいくつか有り、今すぐにでも出来るので試してみて下さい。
まずは点灯時間です。
コケは植物ですので、光合成する時間が多いとそれだけコケが蔓延してしまいます。
水槽で生活している生き物達を考えると点灯時間は6時間〜8時間が好ましく、それ以上は無意味と言っても過言ではありません。
電気のON・OFFを忘れてしまったり、仕事上できない方はライトとは別途にタイマーをつける事で正確に点灯時間を決める事ができます。
手間も省けるので一石二鳥ですね!
生物兵器
もう1つの予防は生き物に頼る!
これは1番効果的です。
安くて手に入りやすく、コケ対策に強い生き物を簡単にご紹介します。
シッタカ貝⇨ガラス面、ライブロック
マガキ貝⇨砂
この2種類がいればだいぶ茶ゴケは抑える事ができるので是非、投入してみて下さい!
赤ゴケ
先程解説した茶ゴケは生き物に一切害が無く、見栄えが悪いだけですが、赤ゴケは有害で水質が不安定になった時に出ることが多いです。
有害と言っても魚や甲殻類には無害で、イソギンチャクやサンゴに対して有害になります。
水槽は水槽で嫌な赤ゴケがまとわりついてます…σ(^_^;)
餌あげてから増えてるかもですが、プランクトン層の充実を重視します( ̄^ ̄)ゞ pic.twitter.com/idUVmS4QzM— Peace66@Coral Bee (@Peace66_aqua) August 15, 2019
よくライブロックに赤い膜のようなものが覆うのが赤ゴケです。
赤ゴケが出る原因としては、換水不足やろ過槽が汚れている事により水質が悪化してしまい、赤ゴケが出ます。
対処
赤ゴケは簡単に取れます。
換水時にホースで赤ゴケを吸えるので、見つけたらすぐに除去します。
ここで注意するのがメインポンプや水流ポンプを止めずにやってしまうと、赤ゴケが蔓延してしまうので必ずポンプを止めてから除去をしましょう。
予防
予防は換水をしっかりする事と水中のよどみを無くす事で予防できます。
メインポンプの水流が弱ければ、水流ポンプを追加するなどの工夫で赤ゴケの発生を減らす事ができます。
また、マガキ貝やタツナミガイを投入する事で予防ができます!
茶ゴケも赤ゴケも食べてくれるので万能な生物兵器ですね(笑)
緑ゴケ
緑ゴケは水槽を立ち上げてから数ヶ月ほど経つと出てくる可能性があるコケです。
名前の通り、ガラス面などに緑色のコケが出てくるのが特徴で、茶ゴケに比べると発生しずらく、増えていくスピードも遅いですね。
このコケの良い点は、水質が良好でないと発生しません。
緑ゴケが出てきたら、水質が良い証拠という事になりますね!!
対策
対策は掃除以外ありません。笑
少し頑固なコケでもあるので、スクレーパーで落とすのが1番楽ですね。
予防
そこまで出るコケではないので、あまり予防する必要がありませんが、シッタカ貝やヤエヤマギンポを投入する事で抑える事ができます。
茶ゴケ同様に点灯時間を短めにする事でもかなり効果がありますよ!
まとめ
以上、コケ対策と予防について解説しました。
コケの種類によって対策方法や予防方法が違うという事を理解して頂きましたでしょうか?
いつでも綺麗な水槽を維持する事は色々な工夫が必要になり、コケの種類によって対処していけば日々のメンテナンスも楽になります。
状態がかなり良くなると2週間経っても綺麗な水槽に見えますが、定期的な換水やろ過槽の掃除は必ず行ってくださいね!
換水を怠ってしまうと、見えない汚れなどが溜まっていき、病気の蔓延に繋がる恐れがあるので注意が必要です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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