こんにちは!
最近はグッピー関連の記事をあげる事が多くなりました!
グッピーの飼育をはじめた方や既に飼育している方に読んで頂けるようになり、嬉しい限りです。
という事で今回はグッピーの代表的な病気とその症状について解説していきたいと思います!
グッピーの飼育について知りたい方はこちらをご覧下さい。

グッピーって病気になるの?
まだグッピーの飼育をはじめて間もない方は病気になるの?と思うかもしれません。
グッピーについて調べると「丈夫」や「体が強い」という言葉をよく見かけますし、実際に著者も以前の記事で「丈夫」と何度も説明しています。
もちろん熱帯魚の中ではかなり丈夫ではありますが、丈夫だからと管理を怠ると水槽内のグッピーが全て病気持ちなんて事にもなりかねません。
まずは日々の管理をしっかりと行うことが一番重要だと覚えておいて下さいね。
白点病
白点病はグッピーに限らず、海水魚など殆どの魚がかかる可能性がある病気です。
名前の通り体表に白点が現れるのが特徴です。
水温は27°…黄色グッピーちゃん白点病らしき物あるんだけど…水質?ストレス?
よくみたら青グッピーちゃんもじゃん!
写真は青グッピーちゃんなんですけど教えてプロの方… pic.twitter.com/ienzXBLjf8— MINAMI (@3733HQ) August 31, 2019
発症
水中にいるイクチオフチリウスという寄生虫に寄生されることで発症します。
実は原因となるイクチオフチリウスは水中に必ずといっていい程存在しているのです。
25度以下の水温を好み、逆に30度以上になるとほぼ活動しなくなります。
その為、水温が安定している時には害は無いのですが、水温が低下すると寄生されて病気として発症します。
また水槽に移入直後など魚がストレスを感じる場面では、体表の粘膜が荒れるため寄生される可能性が高まります。
症状
発症すると痒そうにして壁面や水草、石など体をあちこちにこすりつける様になります。
また他の個体と比べて落ち着きがなくなることも特徴と言えます。
病状が進行していくとヒレを中心に白点が増えていきます。
最終的に鰓に寄生されることによる呼吸困難によって死亡してしまう事もあります。
対応
白点病が出てしまったら、症状の出てる個体を隔離して下さい。
その後、水換えと底砂の掃除をしっかりしましょう!
その後、水温を30度付近まで上げることにより体表からイクチオフチリオスを離す事ができます。
またメチレンブルー水溶液など薬浴も効果的です。
メチレンブルー水溶液以外にもペットショップに行けば白点病用の薬がたくさん販売されています。
白点が消えたからと、すぐに薬浴をやめてしまうと再発の可能性が高くなります。
白点が消えても最低1週間は薬浴させるようにしましょう!
松かさ病
松かさ病はグッピー以外に金魚などでも発症する病気です。
鱗が逆立って松ぼっくりの様に見えるのが特徴です。
発症
松かさ病はエロモナスという細菌に感染して起こるとされています。
白点病と同じく水温変化や水質悪化などにより、グッピー自身にストレスがかかったタイミングで発症する事が多いです。
ただし、いまだにしっかりと解明されていない病気なので「管理できているから松かさ病は大丈夫!」と油断しないようにしましょう!
症状
体表での内出血が原因で鱗が逆立ってしまいます。
病気の進行とともに逆立っている鱗が多くなり、全身が逆立っている状態はかなり危険な状態といえます。
ここまで悪化してしまうと体内で腸管の炎症なども起きている事が多いです。
また逆立っている鱗だけではなく、明らかに衰弱している様子が確認できると思います。
重症化してしまうと、あっという間に死んでしまう恐ろしい病気です。
早期発見がとにかく重要なので日々の観察を怠らないようにしましょう!
対応
グリーンFゴールドが効果的という話があります。
以前試してみたところ症状が緩和した個体もいましたが、全くといっていい程効果のなかった個体もいました。
松かさ病自体の原因が解明されていないので、しっかりとした治療法が見つかっていない事も松かさ病の恐ろしいところです。
実際に症状が悪化してしまうと治療が困難な場合が多いのが現状です。
いかに松かさ病を発症させないかが、大事ですね!
尾ぐされ病
尾ぐされ病はヒレがボロボロになってしまう病気です。
尾びれだけに症状が出るのではなく、腹びれや背びれにも症状が出ます。
本日の水槽。
グッピーオスの「か弱い方」が「尾ぐされ病」にかかってしまったようで、尾びれの先が赤くなってた。現在は治まって元気そうにしているが、念のため「あら塩」を適当量ぶち込んで様子見。
写真二枚目は水質検査「6in1」の結果。水質に特に問題はなさそう。#アクアリウム #グッピー pic.twitter.com/qvpf8FIiUa— Nagato_alpha (@Nagato_alpha) June 10, 2018
発症
尾ぐされ病はカラムナリス菌に感染する事で発症します。
尾ぐされ病も白点病や松かさ病と同様に急激な水温変化や水質悪化によって発症する病気です。
症状
発症したてはヒレの先端部分が白く変色したり、充血します。
病状が進行していくとヒレが溶けてボロボロになってしまいます。
最終的には弱々しく泳ぐ程度の事しか出来ず、エサを食べられなくなって衰弱死してしまう事があります。
対応
我が家のグッピーが尾ぐされ病に…良くなりますように…#薬浴 pic.twitter.com/1R0dKlFnqJ
— karisomehitomi (@todomeno_hitomi) June 2, 2018
白点病と同じくペットショップに行けば尾ぐされ病用の薬剤が沢山売っています。
有名どころでいうとグリーンFゴールドリキッドなどです。
軽症の場合は薬浴すればあっという間に治す事ができるので、症状を発見したらすぐに対応する様にしましょう!
ハリ病
ハリ病は稚魚によく見られる病気で尾びれを畳んでしまうのが特徴です。
畳んでる尾びれが針の様に見えることからハリ病と呼ばれています。
旦那が昨日モスコーの稚魚を選別したそうで、選別漏れした子よもぎちゃんにあげる?って訊かれたけど…さすがにハリ病の子を食べさせるのはイヤやわーって断った(-_-;)
かなり状態が悪い子を除いて、別の水槽に移されとります。#アクアリウム #熱帯魚 #グッピー pic.twitter.com/GvZXVghuHV— Sin*_(シン) (@SinAsterisk) March 3, 2019
発症
エサを食べれない事による栄養失調や水質悪化が原因です。
同じグッピー同士で交配を重ねることによって弱い個体が生まれてきてしまう事でも発症します。
グッピーの繁殖についてはこちらをご覧ください。

対応
隔離後、飼育水を2/3程度交換してメチレンブルー水溶液を使用しましょう。
メチレンブルー水溶液の色が出る程度の濃度が良いとされています。
比較的即効性があるので2〜3日中に解消する事がほとんどです。
逆に効果がない場合には別の病気を疑いましょう!
まとめ
いかがでしたか?
丈夫と有名なグッピーでも日々の管理を怠ると病気になってしまうのがわかったと思います。
特に水質が重要なので掃除と水換えをしっかりとしていましょう!
皆さんのグッピーが健康でいられる為に、少しでも参考になれば幸いです!
病気以外の事について知りたい方はこちらもご覧ください!



最後までご愛読ありがとうございました!
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