フレームエンゼルは色合いがとても派手な海水魚で、水槽に一匹いると一番といっても過言では無い程、目を引く海水魚です!
又、このフレームエンゼルは飼育初心者の方にもオススメ出来る海水魚で、オススメ理由はなんといっても丈夫!
色合いが鮮やかな種類の海水魚は病気になりやすかったり、人工餌を中々食べてくれなかったりと、いくつか難しい点がありますが、フレームエンゼルに関してはそういったトラブルはほとんどありません。
基本的な海水魚飼育の知識があれば誰でも飼育出来るので、今回は初心者の方に向けてフレームエンゼルの飼育方法や注意点などを解説していこうと思います。
フレームエンゼル
新入りのフレームエンゼルちゃん! pic.twitter.com/5uYvIDk9Jq
— ぎょかぃるぃ (@GyoGyoGyoKaiRui) July 3, 2016
フレームエンゼルは炎の様な色合いをしている事から、この名前が名付けられ、ヤッコの仲間に属します。
ヤッコの種類の魚と言えば、人工餌に中々慣れてくれなかったり、性格が強い種類が多いですが、フレームエンゼルはこの2つに該当はしません。
その為、色々な種類と混泳が出来たりと初心者の方には飼育しやすい種類の魚になります。
大きさ
フレームエンゼルは平均して10cm程度まで大きくなります。
海水魚の中では大きくならない種類になるので、小型水槽での飼育も可能になります。
価格
フレームエンゼルは基本的に輸入される魚です。
その為、カクレクマノミやデバスズメダイといった魚よりも割と高価な海水魚になります。
フレームエンゼル一匹辺りの価格は4000円〜10000円程です。
この価格差は輸入関係によって変わるので、安価なタイミングで購入するのがオススメです!
飼育方法
水槽
フレームエンゼルは10cm程度まで大きくなるので、水槽の大きさは最低でも45cm以上は必要になります。
30cm水槽でも飼育は可能ですが、水質変化や水温変化などの環境が水量の少なさから変動しやすいです。
以上の理由から、可能であれば45cm以上の水槽がオススメになります。
他の種類との混泳を考えれば、60cm以上の水槽が望ましいですね!
濾過システム
フレームエンゼルは多少の水質変化であれば耐性がある為、初めて飼育する方でも失敗しにくい傾向があります。
しかし、より良い濾過システムで飼育する事で病気に掛かるリスクや水質悪化などを防ぐ事ができる為、しっかりとした濾過システムで飼育した方が良いですね!
そこでオススメするのがオーバフローシステムという濾過システムです。
オーバフローシステムは他の濾過システムと比べて価格が高い難点がありますが、水質をより維持する事が出来るオーバーフロー水槽という濾過システムをオススメします。
オーバーフロー水槽とはメインの水槽と別に濾材を入れる為の濾過槽があるシステムです。
水槽とフィルターが一体型になっているイメージですね。
オーバーフロー水槽にする事により、飼育には欠かせないバクテリアを他のフィルターと比べて多く棲みつかせる事が出来る為、水質を維持する事が出来ます。
それに加えて濾過槽に入る分の水量もある為、総水量が圧倒的に増え、水質が悪化しにくくなり、アンモニアなどの有害物質も蓄積されにくくなるメリットがあります。
水温
フレームエンゼルの適正水温は25度前後になります。
一般的な海水魚飼育でも25度前後を保つ為、混泳する際にもこの水温を保つのがベストになります。
その為、ヒーターとクーラーの設置が必須になります。
クーラーとヒーターはそれぞれ温度設定が出来るので、クーラーは26度、ヒーターは24度で設定する事で25度前後を保つ事が出来ます!
餌
フレームエンゼルは人工餌に懐きやすい為、餌付けで苦労する事はありません。
フレームエンゼルはヤッコ類という事もあって、基本的には植物性の人工餌をメインで与えてあげましょう!
動物性の人工餌も食べるので、混ぜて与えるのも良いですね!
混泳
他種混泳
フレームエンゼルは縄張り意識が強い為、ヤッコ類の中で大人しい種類といっても多少の攻撃性があります。
しかし、フレームエンゼルが他の魚に攻撃する理由として、自分の住処に近づいてきた場合がほとんどです。
その為、レイアウトの工夫一つでこのトラブルは解決出来る事が多く、特にこの種類の海水魚と混泳はダメ。という訳ではありません。
レイアウトについては後ほど解説します!
同種混泳
クリスマス島にいることで有名な色鮮やかないきもの「フレームエンゼル」 ビビッドカラーが目を引きます♪ pic.twitter.com/r1hRn3W6dq
— すみだ水族館【公式】 (@Sumida_Aquarium) December 25, 2013
ヤッコ類同士の混泳は避けるのが無難です。
これはフレームエンゼルを含め、ルリヤッコやアカハラヤッコなど全般に混泳はオススメ出来ません。
体の大きさが同じくらいであれば、水槽のサイズによっては混泳が可能になります。
フレームエンゼルの住処となる場所が極力離れてる状態で、2箇所あれば喧嘩する確率も下がります。
しかし、絶対に喧嘩しないという保証はないので、これに関しては一か八かという感じですね(笑)
因みに、もしヤッコ同士を混泳させるのであれば90cm以上の水槽が必要となります!
レイアウト
フレームエンゼルを飼育する上でレイアウトは少し注意する事があります。
フレームエンゼルは若干臆病な魚である為、あまりシンプルすぎるレイアウトだとストレスを感じてしまい、長く生きられない可能性があります。
その為、レイアウトはライブロックを用いて、隠れられる様な場所を作る事を意識してライブロックを組んであげましょう。
又、フレームエンゼルを複数匹飼育する場合は、極力離した状態で隠れ家を作る事を意識してあげると、縄張り争いを避ける事が出来ます。
まとめ
以上、フレームエンゼルの飼育方法や注意点などについて解説しました。
フレームエンゼルは初心者の方でも簡単に飼育する事が出来る為、どの方にもオススメしたい海水魚です!
是非、フレームエンゼルの飼育に挑戦してみて下さいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント