コリドラスは淡水魚飼育の中でも長く愛されています。
初心者でも飼育出来る事や見た目の可愛らしさ、食べ残しを食べてくれるお掃除屋としての役割など、色々な面で飼育を楽しむ事が出来ます!
コリドラスの飼育についてはこちらの記事で詳しく解説しています!

では、そんなコリドラスを繁殖できるのか?
今回はコリドラスの繁殖方法や注意点などを解説していきたいと思います!
コリドラスの繁殖について
意外と知られていませんが、コリドラスの繁殖は初心者でも簡単にさせる事が出来ます。
自然繁殖も可能な為、飼育していたら産まれていたというケースも少なくありません。
しかし、コリドラスの中には繁殖が難しい種類も存在するので、比較的繁殖が簡単な種類を知っておく必要がありますね!
繁殖が簡単なコリドラス
コリドラスの中でも特に繁殖が簡単な種類は赤コリドラス、白コリドラス、青コリドラス、コリドラスパンダ、コリドラスステルバイといった一般的なコリドラスの種類が繁殖に成功しやすいです。
この5種類のコリドラスは価格も安く、流通量も多いので入手しやすいのも良い点ですね。
繁殖が簡単な理由として、水質変化に強い事や病気になりにくいという事が挙げられます。
この5種類のコリドラスに比べて、価格が高いコリドラスは基本的に繁殖の難易度が高いと思ってもらって大丈夫です。
コリドラスの繁殖を狙うのであれば先ほど紹介した5種類がオススメとなります!
オスとメスの見分け方
コリドラスのオスとメスの見分け方は体型やヒレの形で区別をする事が出来ます。
まず、メスはオスに比べて体型が丸っぽく、ふっくらしているのが特徴です。
横から見ると見分けにくいので、真上から見るとより分かりやすくなります。
ヒレの見分け方はオスの腹ビレが尖った形状をしており、メスの腹ビレは丸っぽくなっている特徴があります。
体型や腹ビレの違いで性別を見分ける事が出来ますが、一見すると見分けるのが難しく、特に体がまだ成長していない段階だと余計分かりづらいです。
もし、性別の判断に自信がなければ、ショップで購入する際にショップの方にオスとメスを区別してもらってから購入するのが1番失敗しない方法ですね!
オスとメスの割合
コリドラスの繁殖ではオスとメスの割合が重要となっていきます。
オスの方が繁殖に積極的な為、オスの数よりもメスの数を多めにしましょう!
5匹飼育するとしたら、オスが2匹に対してメスが3匹といった割合です。
これはあくまで目安ですが、メスの数を多くする事で繁殖の成功率が上がります。
繁殖を誘発させよう!
コリドラスの繁殖はある事をしていくと繁殖しやすくなっていきます。
ある事をポイントとして押さえる事で繁殖が成功しやすくなります!
換水頻度をあげよう!
自然界でコリドラスが生息している場所は雨季があり、大雨が降る事でpHが大きく上昇します。
このpHが大きく上昇したタイミングでコリドラスは産卵する習性がある為、飼育下でも水質を変える事で繁殖を誘発させる事が出来ます。
水質を変える方法は水換えです!
2週間に1度、半分の量を水換えして水質変化をさせる事で繁殖を誘発する事が出来ます。
※水換えのやりすぎはコリドラスにダメージを与えてしまうので注意して下さい。
又、飼育し始めた頃に水換えを沢山行ってしまうと、ストレスを与えてしまうため数ヶ月飼育してから、水換の頻度を上げて繁殖を誘発させましょう!
レイアウトをしよう!
コリドラスはストレスが無い状態で繁殖をする傾向があります。
飼育をしていて身を隠せる場所が無い状態だと、ストレスがとても溜まりやすい環境になる為、流木や水草で身を隠せる場所を作るようにレイアウトし、ストレスが掛からないように飼育しましょう。
又、コリドラスはアヌビスナナなどの葉が大きい水草やガラス面に卵を産みつけるので、葉が大きい水草を水槽に入れましょう!
栄養価の高い餌にしよう!
コリドラスが繁殖しない1つの理由としては成熟していない事が挙げられます。
食い付きが良く栄養価の高い餌を与えて、健康なコリドラスにする事で繁殖に成功しやすくなります!
ブラインシュリンプや冷凍赤虫、イトメなどがオススメの餌となります。
管理が大変なのであれば、コリドラス用の人工餌も栄養価が高いためオススメです!
水流を作ろう!
コリドラスは水流がある場所を好んで生活しています。
水流がある事で運動不足にならずに健康な体を維持する事が出来ます。
飼育下でも水流を作ってあげますが、過度な水流はかえってストレスになる為、ゆったりと流れに逆らって泳ぐ程度に水流を保ちましょう。
卵を隔離しよう!
コリドラス稚魚写真撮れた! pic.twitter.com/fZAxKIv9jZ
— ぽにょ※冬眠明け (@chuichuichuui) January 11, 2019
先程も解説したようにコリドラスはガラス面や水草に卵を産みつけます。
卵を放置してしまうと親のコリドラスや他の魚に食べられてしまう可能性があります。
それを回避する為にも卵を隔離する必要があり、出来れば出産直後に卵を隔離するのがベストです。
出産直後の卵は粘着力が弱く、卵の殻も硬いため簡単に取る事が出来ます。
出産して何日か経った状態では粘着力も徐々に強くなり、卵の殻も柔らかくなっていく為、取る時に卵を潰してしまったりする可能性が高くなります。
卵の取り方は指の腹や綿棒を使って、卵を撫でるようにすると簡単に取れます。
卵を取ったら別の水槽に移動させますが、水槽のサイズは小さくて構いません。
コリドラスの卵には有精卵と無精卵が混合しています。
無精卵はすぐにカビてしまい、そのカビは他の卵にも移ってしまう為、卵同士をくっつけずにカビた卵はスポイトなどですぐに取り出すようにしましょう!
又、ここで注意して欲しいのが隔離した水槽には必ず、元の水槽の水を使うようにして下さい。
新しい水で隔離してしまうと、上手く産まれてこない可能性が高くなってしまいます。
稚魚が産まれたら
コリドラスの稚魚が産まれてからも油断は出来ません!
産まれてからの注意点を解説していこうと思います。
いつまで隔離するのか?
コリドラスの大きさが2cm程度大きくなるまでは隔離しましょう。
2cm以下のコリドラスを混泳させると、親のコリドラスや他の魚に虐められる確率が高く、ストレスで死んでしまうケースがあります。
2cm以上あれば、虐められる事はほぼありませんので、そのタイミングで水槽に戻すのがベストです。
餌は何を与えたらいいのか?
稚魚は体が弱い為、栄養価の高い餌を与えないと弱っていってしまいます。
最近ではペットショップにコリドラスの稚魚用の餌が販売されている事が多いので、そちらを使うかミジンコやブラインシュリンプなどの稚魚でも食べれる餌を与えましょう!
今紹介した3つの餌は栄養価が高い為、食い付きの良さを見て餌を与えるといいですね!
餌を与える頻度は1日に4〜5回を目安に与えます。
一回の量を増やすというよりかは、一度に与える餌の量を減らして、空腹にさせないようにこまめに与えるのがコツです!
まとめ
以上、コリドラスの繁殖について解説しました。
コリドラスの繁殖は初心者でも出来る為、熱帯魚の繁殖に挑戦してみようという方はコリドラスから始めるのも1つの手です!
繁殖に成功した時は達成感もあり、家族が増えた感情も芽生えるので飼育がより楽しくなります!
是非、コリドラスの繁殖に挑戦してみて下さいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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