こんにちは!
今回はコンビクトブレニーについて解説していきたいと思います!
コンビクトブレニーはヘビの様な見た目で人気があり、比較的丈夫なので初心者の方でも飼育しやすい種です。
成長すると性格に難ありですが、とっても可愛いのでぜひ飼育してみて下さいね!
では解説していきます!
コンビクトブレニーとは
コンビクトブレニーはギンポの仲間に分類される海水魚で、フィリピン以南の太平洋に生息しています。
分布からもわかる通り日本で観察することは難しく、アクアリウムをやっていない方からすると馴染みの薄い魚です。
名前の由来
念願のコンビクトブレニー! pic.twitter.com/wt7Dn2G4mh
— ぴちこ (@pichikooooo) May 11, 2015
次はコンビクトブレニーの名前についてみていきましょう。
コンビクトは英語でconvictと書き、「囚人」という意味があります。
コンビクトブレニーは成長すると体表の模様が変化し、非常に複雑な模様になります。
この模様が囚人服に似ていることがコンビクト(convict)の由来です。
ブレニー(blenny)はギンポ類を示す英語となってます。
コケギンポの様に○○ギンポと呼ばれていないのはコンビクトブレニーには和名がついていないからです。
和名は日本人が呼びやすいように馴染みのある言葉を使ってつけた呼び名なので、日本に生息していないからついていないなどといった理由でついていないわけではありません!
どなたかコンビクトブレニーの和名を考えてあげて下さい。笑
大きさ
コンビクトブレニーは成長すると30cmほどまで大きくなります。
販売されているサイズは5cm前後のことが大半なので、かなり成長を観察できるでしょう。
先ほどお話しした模様の変化についてもしっかりと変化を楽しめるでしょう。
模様が変わる前はあのお魚のフリをしている!?
今朝はコンビクトブレニー(幼魚)の写真とともにおはようございます。幼魚ならではのライン模様のコントラストが美しい! #ヨコハマおもしろ水族館 #ヨコハマ赤ちゃん水族館 pic.twitter.com/QIJ5hA8q4V
— なたりっぷ (@natalipaqpa) February 22, 2021
コンビクトブレニーは模様が変化する前は日本でも馴染み深い、あのお魚のフリをしているのです。
そう「ゴンズイ」です。
模様が似ているだけでなく、泳ぎも似ているので「僕は毒をもってるゴンズイだぞ!」と周りにアピールして身を守っているのです。
成長すると全然似てませんが厳しい自然界を生き抜くための手段なのですね。
性格
コンビクトブレニーは非常に温和な性格といえます。
その為、混泳に向いている種といえます。
また成長とともに性格に変化が出ます。
模様が変わる前は好奇心もあるのか表によく出てきてくれますが、成長とともになんだか隠れてばっかりの「引きこもり」のような性格になってしまいます。
30cmくらいになった時にはほとんど岩陰に隠れてしまい登場回数が減るでしょう。
大きくなった方が表に出てきやすいような気がするのですが……ちょっとコンビクトブレニーは変わり者という事ですね!笑
購入
コンビクトブレニーはネット通販またはアクアショップでの購入が可能です。
販売価格は1匹あたり1000〜1500円ほどのことが多いです。
海水魚を取り扱っているショップでも意外と販売していないのがコンビクトブレニーなので、ショップに足を運ぶ前に電話で問い合わせることをオススメします。
成長後の模様は購入時にはわからないですし、丈夫な種なのでネット通販での購入でも全く問題ないですよ!
コンビクトブレニーを飼育してみよう!
コンビクトブレニーの基本情報がわかったら飼育方法について学んでいきましょう!
飼育アイテムを揃えよう!
・水槽
・ろ過装置
・ヒーター
・クーラー
・エアー用品
・底砂
・エサ
・ライブロック
上記のアイテムは他の海水魚の飼育でも使用する基本アイテムです。
基本的なアイテムがあれば問題なく飼育する事が出来るのでチャレンジしやすい種と言えますね。
海水水槽の詳しい立ち上げ方についてはこちらをご覧下さい。
水槽サイズ
成長した後のことを考えるとコンビクトブレニーを飼育する際には60cm以上の水槽を準備したいところです。
大きくなるとほとんど隠れてはいますが、やはり45cmなどの水槽では窮屈に感じます。
コンビクトブレニーを複数飼育する場合には90cm以上が好ましいです。
初めて水槽を立ち上げる方からすると60cmは大きくて「ハードルが高いな」と感じるかもしれませんが、大きな水槽の方が水量があり水質の変化がゆっくりなので簡単なのです。
ぜひ初めての方も60cmの水槽でチャレンジして下さいね!
水温
コンビクトブレニーを飼育する際は24度前後をキープするようにしましょう。
比較的丈夫なコンビクトブレニーですがヒーターやクーラーがない状態での飼育は不可能なのでしっかりと設備を整えて迎え入れてあげましょう。
シェルターを作ろう!
「囚人魚」とも呼ばれるコンビクトブレニーが葛西臨海水族園に登場。巣から離れて餌を探すのは子どもたちだけ。しかも親は戻って来た稚魚を口に含んで吐き出す…。常識をくつがえす魚。記事☞http://t.co/rJbbCom8yT pic.twitter.com/PfkRDNouIo
— 東京ズーネット[公式] (@TokyoZooNet_PR) May 4, 2014
先ほどからも少し話に出てますがコンビクトブレニーは成長すると本当に顔を出さなくなるのです。
恥ずかしがり屋を極めてしまうのでライブロックを上手く組み上げて隠れ家を作ってあげると落ち着いて生活できるようになります。
ある程度組み上げてあげれば後は自分たちで掘り進めるので、簡単に作ってあげればOKですよ!
混泳
性格のコーナーでもチラッと書きましたがコンビクトブレニーは混泳に向いている種です。
非常に温厚なので他種に危害を加える事はないので基本的な種とは混泳可能と思って頂いて大丈夫です。
逆に気弱なので気が強い種との混泳の場合はいじめられてしまう可能性があるので気をつけましょう。
同種との混泳
チンアナゴよりも癒し系(だと思う)。コンビクトブレニー!#南知多ビーチランド pic.twitter.com/77nPekbWir
— ばぐちん丸ブログ@生物多様性 (@savarockmonitor) February 26, 2015
ゴンズイの真似をしているくらいですから混泳ももちろん可能です!
著者がメンテナンスしてる水槽では3匹仲良く暮らしてますよ!
小さい時はサイズが小さいのである程度の数と混泳できますが、成長すると大きくなるので成長後のサイズも考えて混泳個体数を決めて下さいね。
エサ
コンビクトブレニーは人工エサも生エサも好き嫌いせずに食べてくれます。
餌付けも難しくないでしょう。
鑑賞魚といえば水槽に近づくとエサを欲しがる姿ですが、コンビクトブレニーの場合その姿を見れるのは幼魚の時のみです。
それ以降は「エサ食べる為に表に出るくらいならガマンする」と思ってるのではないかと思うくらいエサのに興味示さなくなります。
もちろん食べないと生きていけないのでどこかのタイミングでは食べてはいるはずなのです。
なので沈殿するエサを与えるようにましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回はコンビクトブレニーについて解説してみました。
見た目はヘビを思わせる姿ですが、成長するにつれて引きこもりになるというちょっと変わった性格の持ち主です!
飼育自体は難しくないので是非チャレンジしてみて下さいね!
最後までご愛読頂きありがとうございました!
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