水泡眼は魚の中でもかなり特殊な顔をしており、プクッとした頬がとても可愛らしい金魚の仲間です!
少し変わっている金魚という事から飼育の難しさを気にする人も多いのではないでしょうか?
最初に言っておきますが飼育難易度はとても低く、初心者でも簡単に飼育する事が出来ます!
しかし、気を付けなくてはならない事もあるので、そこをしっかり守っていけば問題ありません。
今回はそんな水泡眼の飼育方法や注意点、必要な水槽用品を解説していきます。
水泡眼とは
水泡という名前の通り、目の下に水泡があるかなり変わった金魚の仲間です。
正面から見ても上から見ても不思議だな〜と思い、ずっと見てしまうほど魅力がありますね!
仮説ありますが、水泡眼は中国で出目金が突然変異して誕生と言われてます。
色のバリエーションも多く、よく流通されているのは赤や赤白、流通はそこまで多くはありませんが黒、茶色、キャラコ柄、青などの多くの水泡眼が存在しています!
大きさ
最大で15cm程度まで成長します。
思っているより大きくなるので、水槽のサイズや飼育数には気を付けましょう!
寿命
水泡眼の平均寿命は5年程です。
飼育環境がしっかりと整っていれば10年も長生きする事が出来る為、長い付き合いになる事を前提に飼育を始めましょう!
価格
水泡眼の相場は1000円〜2000円程度になります。
ペットショップではあまり入荷している事は少ない為、早急に入手するのであれば金魚専門店かネット通販であれば比較的簡単に入手する事が出来ます!
飼育方法
水泡眼に最低限必要な水槽用品は以下の通りです。
・水槽
・フィルター
・ヒーター、クーラー
・ライト
・フタ
・レイアウト部材
最低でもこれらの水槽用品は揃えてあげれば飼育に問題はありません!
水槽

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
水槽のサイズは水泡眼が大きくなる事を考え、最低でも30cm水槽で飼育しましょう!
水槽のサイズに対して、飼育数が変わるので目安として参考にしてみて下さい。
45cm水槽 3匹
60cm水槽 5匹
90cm水槽 8匹
この目安以上に飼育してしまうと水質悪化の原因や酸欠となるので注意しましょう。
フィルター
水泡眼は水質変化に耐性がある種類ですが、なるべく濾過能力が強いフィルターを選ぶのが適しています。
金魚全般に言える事ですが金魚はよく餌を食べる為、それによりフンやアンモニアの排出が多くなります。
その結果、濾過能力が弱いフィルターを使ってしまうと水質悪化しやすくなってしまい病気の原因ともなります。
そこでオススメするのが外部式フィルターになります!
外部式フィルターは水質維持が大事と言われている水草の育成にも使われている事ほど、濾過能力が強いフィルターです。
又、水の音や機械音がほぼしない為、音が気になる方や寝室に水槽を置きたいという方にもオススメですね!
水泡眼は泳ぎが得意な魚では無いなので、水流の強さには気を付けなくてなりません。
外部式フィルターの利点として水流を細かく調整出来るので、水泡眼が一生懸命泳いでいる仕草が見られたら水流を弱くしてあげましょう。
水温管理
水泡眼は低水温に強い為、水温が0度近くまで下がっても生きている事が可能です。
しかし、低水温になると動かなくなる傾向があり、鑑賞するには少し物足りないなくなります。
そこで水泡眼の活動が鈍らなくなる水温は15度〜28度です。
水温の維持はヒーターとクーラーを活用すれば一定の水温を保つ事が出来ます。
初期費用を抑えたいという方は室温で調整すれば問題ありません。
室温で調整する場合、水温が上がりやすい夏などは28℃以上になってしまうと弱ってしまうので注意します。
ライト
金魚の飼育でライトは無くても大丈夫と思われがちですが、ライトにはとても重要な意味があります。
人間の生活にも朝〜夜があるように、魚にもしっかりと明る時間と暗い時間を作ってあげる必要があり、ライト無しで飼育してしまうと体内時計が上手く働かず、弱ってしまう恐れがあるので注意が必要です。
ライトの照明時間は6時間〜8時間を目安に点灯させましょう!
ライトの点灯時間が長いとコケによる汚れの原因や、逆に水泡眼の体調を崩す恐れがあるので長時間の点灯はオススメしません。
フタ
水泡眼は遊泳力があまり無い為、水槽から飛び出してしまうといったトラブルは少ないですが、必ずしも飛び出さないとは限らないのでフタを取り付ける事をオススメします。
レイアウト
水泡眼を飼育する上でのレイアウトは少し注意する点があります。
それは流木や岩の入れ過ぎです。
流木などが水泡眼の水泡に当たってしまうと袋が破れてしまう恐れがあります。
水泡が破れた事によって死んでしまったり病気になる可能性は低いですが、折角の水泡が無くなってしまうのは勿体無いですね。
その為、レイアウトを重視するよりも水泡眼の遊泳スペースを確保する方がとても重要になります。
レイアウトは極力シンプル!がコツです!
使う底砂はソイル以外であれば基本的に何を使っても問題ありません。
自分のイメージに合った底砂を選ぶといいですね!
ソイルを使わない方がいい理由としては、水泡眼は底砂を掘る習性がありソイルを掘り返してしまうと水が濁ってしまいます。
以上の理由によりソイルの使用はオススメ出来ません。
中にはベアタンクといって何も底砂を敷かない飼育もあり、そちらもフンや食べ残しが除去しやすく、水質環境も整えやすいのでオススメになります!
餌
金魚用の人工餌で与えてあげましょう!
泳ぎが苦手な事からあまり軽すぎる人工餌だと、水泡眼が上手に食べる事が出来ないので、沈下性といって下に落ちる人工餌がベストです!
餌を与える頻度は一日に2回〜3回程度、一度に食べ切れる量を目安に与えましょう。
金魚は満腹中枢が無い為、餌の与えすぎには注意します。
混泳
水泡眼は泳ぎが得意な魚では無い為、泳ぎが得意な魚と混泳させてしまうと餌を先に食べられてしまい、痩せていってしまう事が多いです。
又、泳ぎが遅い事から他の魚に尻尾をかじられたりなどの問題もあるので、混泳には不向きとも言えます。
混泳させるのであれば、水泡眼と同じ様に泳ぎが苦手な琉金や頂点眼などがオススメです!
まとめ
以上、水泡眼の飼い方や注意点について解説しました!
水泡眼は比較的飼育が簡単な為、定期的なメンテナンスをしっかりと行えば初心者でも簡単に飼育する事が出来ます!
是非、水泡眼の飼育に挑戦して自宅で癒されてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント