こんにちは。
今回はソメワケヤッコの生態や飼育方法について解説していきたいと思います。
ソメワケヤッコは黄色と紺色の体色がよく目立ち、観賞魚として人気が高いです。
ただし飼育するうえで、やや気をつけないといけないポイントがある魚でもあります。
初めて海水魚水槽にチャレンジする方向けというよりは、少し飼育に慣れてきて中級者向けの魚にチャレンジしてみたい!という方向けの魚になっています!
しっかりと特徴を理解して飼育してあげましょう!
ソメワケヤッコとは
そして何よりテンションあがる。ソメワケヤッコの出現
なんで染め分けたん
なんで染め分けたん。
海外ツアーとか行くとザラに見られますが、伊豆で会えるとすんごく嬉しい。 pic.twitter.com/9p4V5BMM6k
— takuya@城ヶ崎インディーズ (@takuya_sea) August 21, 2019
ソメワケヤッコはスズキ目キンチャクダイ科に属する海水魚です。
西部太平洋に分布しており、日本でも沖縄近海で観察する事が出来ます。
また7〜12月は暖かい黒潮に乗って伊豆半島でも観察出来る事から季節来遊魚でもあります。
伊豆半島中心で潜るダイバーさんにとって季節限定のレアキャラとして人気があります。
名前の由来
名前の由来については解説するまでもない様な気がしますが・・・・(笑)
見ての通り、染め分けた様に体色が黄色と紺色にくっきりと分かれている事からソメワケヤッコと呼ばれる様になりました。
ちなみに英名ではBicolor Angelfishと呼ばれています。
Bicolorは「2色の」という意味があるので英名でもソメワケヤッコの体色が由来している事がわかりますね。
大きさ
沖縄プレゼン水槽に仲間を追加しました。
ベビーサイズのソメワケヤッコです。 pic.twitter.com/ERT8dTX4fg— REEF-TRIGGER (@REEF_TRIGGER) August 19, 2018
ソメワケヤッコは成長すると12〜15cmまで大きくなります。
キンチャクダイの仲間はタテジマキンチャクダイなど大型の種が多いですが、ソメワケヤッコは比較的小さいと言えるでしょう。
ちなみに販売しているソメワケヤッコは5cmほどの事が多いので十分成長を楽しむ事が出来ます!
タテジマキンチャクダイについて詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。

寿命
ソメワケヤッコの寿命は5〜6年程とされています。
著者の実家のソメワケヤッコは8年弱生きていて、まだまだ元気なので環境が良ければ平均寿命より長生きしてくれる様ですね!
皆さんもしっかりと手入れをして長生させましょう!
性格
ソメワケヤッコは気が強い個体が多いです。
ヤッコの仲間全般に言える事ですが、自分よりも体の小さい魚を追いかけまわす事がよくあります。
その為混泳には気を使う必要があると覚えておきましょう。
購入
ソメワケヤッコは人気の種という事もあり、比較的流通量の多い魚です。
ネット通販やアクアショップで購入する事が出来ます。
ネット通販であれば1000〜1500円程で、アクアショップでは1500〜2000円程で販売されている事が多いです。
ヤッコの仲間としては非常安い種となっています。
ソメワケヤッコを飼育してみよう!
ソメワケヤッコの基本情報がわかったら飼育方法について学んでいきましょう!
飼育アイテムを揃えよう!
さてまずは飼育アイテムから見ていきましょう!
ソメワケヤッコの飼育に必要なアイテムは以下の通りです。
・水槽
・ろ過装置
・ヒーター
・クーラー
・ライブロック
・底砂
・人工海水のもと
・エサ
上記のアイテムは他の海水魚の飼育でも使用する基本アイテムです。
基本的なアイテムがあれば問題なく飼育する事が出来るのは嬉しい事ですよね!
もっと詳しく知りたい方はこちらのページにまとめていますので参考にして下さい!

水槽サイズ
ソメワケヤッコを飼育する際には60cm以上の水槽を準備しましょう。
単独であれば45cm水槽でも飼育が可能と言えますが、水質にやや敏感な種ですし管理の難易度からみても60cm以上が好ましいでしょう。
混泳の場合にはなるべく大きな水槽を準備するようにして下さい。
水槽内にはライブロックなどを使い、隠れ場所やアーチを作ってあげると良いしょう。
水温
ソメワケヤッコさん! pic.twitter.com/17icMSkYiG
— なおり*ϵ( 'Θ' )϶ (@Naori_L) November 25, 2017
水温は25度をキープするとソメワケヤッコにとって1番快適でしょう。
ソメワケヤッコは白点病にかかりやすいので急な水温低下はくれぐれも気をつけましょう。
ヒーターとクーラーが必須ですね。
また水合わせも慎重に行う必要があります。
極力時間をかけてゆっくり行う様にしましょう。
オススメはソメワケヤッコをバケツに出して、エアーチューブを使いサイホンで点滴の様に少しずつ水槽内の水を入れて慣らしていく方法です。
ぜひ試してみて下さいね!
混泳
新しい仲間、ソメワケヤッコ投入〜
グッと海水水槽っぽくなりましたw
ただ、サンゴを食べられないか心配…#アクアリウム pic.twitter.com/uK2ufGICtN— たかぼっち (@takabocchi) June 26, 2018
性格のコーナーでもお話しした通り、ソメワケヤッコを含むヤッコ系は気が強いので混泳には気を使う必要があります。
特にソメワケヤッコより小さい種は追いかけまわす対象になってしまう事が多いです。
オススメできる混泳種としては気の弱くないスズメダイ系が良いでしょう。
大きな水槽であればカクレクマノミなどとの混泳も可能ですが、混泳し始めはよく様子を確認するようにしましょう!
同種との混泳
同種との混泳は難しいのでオススメしません。
同種だけでなくヤッコ系との混泳は避けるべきでしょう。
まれにペアになったり、上手く混泳出来ることもありますが基本は上手くいかないのでやめておきましょう。
エサ
ソメワケヤッコのエサは植物質を含むエサを好むので「ひかり」がオススメです。
ただ餌付きにくい一面をもっており、水槽に導入当初はエサを食べてくれない事が多いです。
その際はブラインシュリンプなどをあげると食べてくれます。
水槽内の環境に慣れてきたら「ひかり」をあげるとすんなり餌付けいてくれるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
混泳面と水質、餌付けなど気を使う面がやや多いのがわかります。
ただ色合いは非常に魅力的なお魚なので、海水魚の飼育に慣れてきた方は是非チャレンジしてみて下さいね!
最後までご愛読いただきありがとうございました!
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