エンゼルフィッシュと聞くと、アクアリウムをやった事無い人でも知ってるほど周知されている熱帯魚の1つです。
美しく長いヒレと独特な姿、宝石の様に輝く体色はとても魅力があります。
気性が少し荒いタイプの熱帯魚なので、飼育には当然注意が必要になりますが、体が丈夫な事から初心者でも問題無く飼育出来る所も良い点です!
今回はエンゼルフィッシュの飼育方法や注意点の解説、人気の種類をご紹介していきたいと思います!
エンゼルフィッシュとは
エンゼルフィッシュはシクリッドの仲間で、泳ぎが得意な魚では無い為、南米のアマゾン川にある流木の陰や流れが緩やかな場所を好んで生活をしています。
食性は肉食で口に入る程度の小魚やエビ、虫などを主に食べています。
大きなヒレでゆっくりと泳ぐ姿がエンジェル(天使)に似ている事からエンゼルフィッシュと名前が付きました。
エンゼルフィッシュは昔から熱帯魚として飼育されており、日本に初めて輸入されて来たのは約100年前!!
100年前から日本に輸入されているとは驚きですね(笑)
大きさ
現在では品種改良されている個体も多いですが、ほとんどの種類は最大20cm程までに成長します。
飼育下で20cmまで成長するのはレアなケースですので、大体は15cm程で成長が止まる事が多いですね。
寿命
エンゼルフィッシュの寿命は5年程度です。
長生きさせるコツとしては水質を常に綺麗に保つ事です。
水質を維持する為に飼育数を減らしたり、餌の与えすぎを注意するなどのちょっとした気遣いで長く飼育する事が出来るようになります。
エンゼルフィッシュを迎え入れよう!
水槽
エンゼルフィッシュはネオンテトラの様な小型の熱帯魚では無いので、大きくなると小型水槽で飼育するのは難しく、最低でも60cm以上の水槽を準備する必要があります。
60cm水槽であれば3匹前後、90cm水槽で6匹前後の飼育数が可能になります。
フィルター
エンゼルフィッシュが初心者にオススメ出来る理由の1つとして、水質変化に強いという事です。
水質は多少悪くなったとしても、すぐに死んでしまう確率は低いので簡単に取り扱えるフィルターで問題ありません。
しかし、水質を綺麗な状態で維持する事は長生きさせる事に繋がるので、健康を維持する為にも、なるべく濾過能力が高いフィルターを設置してあげましょう!
オススメするフィルターは外部式フィルターと言って、濾材を多く入れられる事から淡水飼育では最も濾過能力が高く、水質を維持する事が出来ます。
又、アクアリウムをやる上で、心配とされている機械の動作音についても外部式フィルターの構造上、動作音がほとんどしない構造になっているので、音の問題は解消されます。
とても静かなフィルターな為、寝室などにも水槽を置く事が可能ですね!
飼育方法
レイアウト
エンゼルフィッシュの特徴である大きなヒレを活かす為にも、複雑なレイアウトは避けましょう!
例えば、流木を何本も使って組み合わせたり、岩を多めにしたレイアウトは水槽内を窮屈にさせてしまいます。
複雑なレイアウトにしてしまうとエンゼルフィッシュが泳ぐ時に体が傷ついたりするので、シンプルにレイアウトをする様に意識する事でのびのびと泳いでくれます。
水温
適正水温は22度〜30度前後と幅広く適応出来ます。
しかし低水温は白点病になる恐れがあるので、26度前後で水温を維持出来る様にしましょう。
一定に水温を保つ為に冬場はヒーターの設置、夏場はクーラーの設置が必須になります。
餌
エンゼルフィッシュは人工餌もすぐに食べてくれるので、餌付けはとても簡単です。
人工餌は沈下性の小粒の餌がオススメで、たまに冷凍赤虫などの生餌を与えてあげると栄養バランスを維持する事が出来ます。
冷凍赤虫の保管が面倒であれば、乾燥イトミミズでも問題ありません!
エンゼルフィッシュが餌を食べない時は体調不良のサインになります。
餌を食べない時は水質か水温に問題があるケースが多いです。
水温に問題がある場合はヒーターやクーラーの故障が有り得るので、故障していないかチェックしましょう。
又、水質に問題がある場合は水換えをし、フィルターの掃除をする事で解決出来る可能性が高いです。
混泳
エンゼルフィッシュが幼魚の時は問題ありませんが成魚になると気性が荒くなり、縄張り意識が強くなる為、他の魚を攻撃してしまう事があります。
特にエンゼルフィッシュの口に入る様な魚やエビは食べられてしまう可能性が高いです。
しかし、幼魚の頃から他の種と混泳させておくと、縄張り意識や他の魚に攻撃する様な性格が弱くなるので、混泳させる場合は幼魚の時から混泳させましょう。
大きくなるカージナルテトラやヤマトヌマエビ、グラミーなどの3cm以上大きくなる種は比較的混泳がしやすいです。
エンゼルフィッシュのオススメ種類
エンゼルフィッシュ
ペットショップなどでも『エンゼルフィッシュ』という名前で販売されているのが一般的なエンゼルフィッシュになります。
銀色ベースの体色に黒いラインが3本程度入っている綺麗なストライプ柄をしていて、1番ポピュラーな種類という事から手に入りやすい特徴があります。
体も丈夫なので病気に掛かりにくく、価格も安いため初心者にオススメ出来るエンゼルフィッシュです!
1匹辺りの価格は500円前後で販売されています。
プラチナエンゼルフィッシュ
まるでプラチナの様に白く輝いて見える体色をしています!
水草の緑色やカージナルテトラなどの赤系の熱帯魚と混泳させると、水槽内の色合いが映えるので、より一層鑑賞を楽しむ事が出来ますね!
エンゼルフィッシュ同様に飼育がとても簡単な種類なので、初心者でも簡単に飼育出来ます。
1匹辺りの価格は1000円前後と、エンゼルフィッシュより少し値が張りますが、手が出ないほど高い種類ではありませんね!
マーブルエンゼルフィッシュ
〜うちのペット紹介〜
⭐️マーブルエンゼルフィッシュ⭐️スズキ目ベラ亜科シクリッド科エンゼルフィッシュ属の熱帯魚
最大30㎝程になるため幅60㎝の水槽がオススメ!
水温は26°〜30°、ちょっと熱帯魚の中だと高めですねー!
餌は赤虫や人工飼料(店だと赤虫与えてる。うちは人工飼料。)
続き↓ pic.twitter.com/8lp9GnZaLt— もりや <ネイチャー垢> (@MORIYA_Nature33) May 2, 2019
1つ目に紹介したエンゼルフィッシュと同じ位、有名なエンゼルフィッシュの種類です。
名前の通り、マーブル模様がとても特徴的で美しい色合いをしています。
エンゼルフィッシュやプラチナエンゼルフィッシュよりも体高が高くなるので、水槽の高さは40cm以上あるのが好ましいです。
新しく水槽を購入する場合は、高さがちゃんとあるか確認してから購入しましょう。
1匹辺りの価格は500円〜2000円程度で販売されています。
まとめ
以上、エンゼルフィッシュの飼育について解説しました。
見た目から飼育が難しい印象や高価な印象がありますが、『体が丈夫』、『安価』な事から初心者でも簡単に飼育する事が出来ます!
混泳には少し気を遣いますが、しっかりとエンゼルフィッシュの性質を理解する事で喧嘩などを防ぐ事ができるので、是非飼育してみて下さいね!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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