アメリカザリガニの知られざる生態と体色の秘密

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アメリカザリガニといえば水路や池の沼などで見かけたことがある方も多いと思います。

著者も子供の頃は見つけたら泥だらけになって捕まえていました!

当時のアメリカザリガニのイメージは赤くてカッコいい生き物!くらいにしか考えていませんでしたが、意外とアメリカザリガニについて詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか?

今回はそんなアメリカザリガニの知られざる生態や赤い体色の秘密などを詳しく解説していきたいと思います。

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アメリカザリガニって?

アメリカザリガニは名前にもなっているようにアメリカに生息しているザリガニです。

日本には本来生息しておらず、今から約90年程前に食用としてアメリカから日本に持ち込まれ、その後すさまじい繁殖力から一気に日本全国に広がりました。

生息地

アメリカザリガニは日本ではあまり流れのない池や沼、田んぼなどに生息しています。

アメリカではミシシッピ川流域に広く分布しています。

どちらの地域でも渓流などの流れが強い流域にはあまり生息しておらず、停滞した流域を好む傾向があります。

寿命

アメリカザリガニの寿命は野生で約5〜8年、飼育下では約3〜5年程です。

日本では春から秋頃まで活動し晩秋ばんしゅうになると冬眠を初め、深い水底や泥に穴などを掘って春頃まで過ごします。

大きさ

アメリカザリガニの大きさは10〜15cm程度です。

ここで疑問に思うのが、アメリカザリガニのサイズってハサミを入れた大きさなのか、入れない大きさなのか?と疑問に思う方も多いと思います。

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アメリカザリガニだけでなくザリガニのサイズを示す共通したTLという表記があります。

このTLとはtotal length(全長)の略で頭の先から尾っぽの先までのサイズを示し、頭の先から尾っぽの先までの長さが14cmならばTL14cmの個体。という様に判別されます。

ザリガニのハサミは湾曲わんきょくしているので、正確な計測は難しいことなどからハサミを入れないで計測する様になった様です。

アメリカザリガニとニホンザリガニの違い

アメリカザリガニはアメリカから持ち込まれたので外来種がいらいしゅですが、日本にも元から生息しているニホンザリガニという在来種ざいらいしゅがいます。

ニホンザリガニ

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外来種とはもともとはその地域に生息していないが、人為的に持ち込まれた生物のことを指します。

その多くは海外の生物なので日本の在来種よりも大きな体や生態の違いなどから、既存の生態系に多大な影響を与えてしまうので深刻な問題となっています。

在来種であるニホンザリガニは北海道東北地方などといった地域にのみ生息していますが、外来種であるアメリカザリガニと在来種であるニホンザリガニは全く別物なので特徴を覚えておきましょう!

アメリカザリガニ

成体の体長は10cm以上

赤色の体色

ハサミに棘がある

生体数が非常に多い

ニホンザリガニ

成体の体長は10cm未満

茶褐色の体色

ハサミに棘がない

生体数が減ってきている

以上の点から、大きくて赤味を帯びている個体はアメリカザリガニと判断して良いでしょう。

しかし、アメリカザリガニでも赤色の発色が薄い個体もいるので、茶褐色の個体=ニホンザリガニと判断せず、悩んだときはハサミの棘も見て判断しましょう。

変化するアメリカザリガニの体色

アメリカザリガニといえば真っ赤な体色をしていますが、赤い体色には個体差があります。

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そもそもアメリカザリガニの赤い体色は餌である植物の成分に含まれるカロチンをもとに作られるアスタキサンチンを生成することによって殻が赤くなります。

逆に言えばこのアスタキサンチンがなければアメリカザリガニは赤い体色になることはないので、赤い体色をしたアメリカザリガニに植物性の餌を一切与えずに、動物性の餌を与え続けると赤い色素が失われ青いザリガニになります。

なぜ青く変化するのかはアメリカザリガニの血液は人間などと違って青色をしているため、赤い色素が失われたあとは血液の色が反映されるためです。

赤いザリガニが青く変化するには餌を変えてからすぐに変化するわけではなく、個体差はありますが3ヶ月〜5ヶ月くらいで変化していきます。

少しずつ変化していく様子は観察していて楽しいですが、長期的な計画が必要ですね。

すぐに青いザリガニが欲しいという方は、改良品種かいりょうひんしゅされた元々青いザリガニも市場に出回っているので探してみて下さい。

アメリカザリガニを青くする餌

アメリカザリガニを青くするために動物性の餌で良いとされるのがアジサバです。

これらには赤い体色にするカロチンは含まれておらず、食い付きの良さからもオススメの餌です。

アジやサバなどが用意するのが難しい方はアクアショップなどにいけば、ザリガニを青くする餌と称したものが各メーカーから販売されているのでそちらを与えてみて下さい。

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しかし、この青いザリガニや白いザリガニに変化させることは少なからず偏食をさせることになるのでザリガニにとって決して良いとは言えません。

脱皮不全や短命に終わってしまうことが多いので、定期的に植物性の餌を与えるなどして体調を管理してあげましょう!

まとめ

以上、アメリカザリガニについて解説しました。

アメリカザリガニはもともと赤い体色をしているものだと思っていた方も多いのではないでしょうか。

アメリカザリガニが生息している場所に植物性の餌がなく、動物性のものばかりなら必然的にそのアメリカザリガニは青くなっていくので、捕まえたアメリカザリガニが青かった!なんてことも少なからず起こり得るわけです。

飼育下でアメリカザリガニを青くする場合は定期的に植物性の餌も与え体調を整えてあげて下さいね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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